日本語って面白い。
短歌鑑賞、好きです。なんでしょうね、やっぱり制約(五七五七七)の中であれこれ詠み人が工夫を凝らした末の作品になるからこそ、ドキッとさせられたりニヤッとさせられたり、心撃ち抜かれるんでしょうかね。自分でも作ってみたい気持ちはあるんですけど、イマイチうまくいかないもので。あと、鑑賞してる中でも「これ…ちょっと…」って出来の作品とかもあるんですよね。そういう自分の作品のイマイチさや、微妙な作品の微妙である理由がうまく表現できなくて多少もやっとしてたわけですが、本書を読んでスッキリした気がします。歌人の俵万智が、投稿された作品への添削という形で、多様な表現方法を紹介しています。1単語、いや、もっと言えば1助詞の違いでもガラッと雰囲気も印象も変えてしまう日本語って面白い。帯の俵万智さんの一言がまたぐっと来ますよ。「かなり踏み込んで手の内を見せました」。超ベストセラー歌人、本気のレクチャーです。この感想を読む
4.54.5