シャーロック・ホームズの冒険の評価
シャーロック・ホームズの冒険についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
シャーロック・ホームズの冒険の感想
アイリーン・アドラー女史
シャーロック・ホームズの冒険は珠玉の短編集です。名作ぞろいで、まさに冒険です。最初の「ボヘミアの醜聞」であのアイリーン・アドラーが出てきます。彼女の存在がホームズの女性蔑視を少しだけ改めるきっかけになるのが面白いです。こういう一目置かれる女性、かっこいいなと思います。他にも「赤髪組合」、「まだらの紐」など一般に名作として知られていますし、花婿失踪事件、花嫁失踪事件など、対比となるタイトルの作品が収録されていたりするのも面白いです。個人的にはやはり「赤髪組合」の「赤髪組合は解散した」というところが好きです。ホームズ、ワトソンともに吹き出してしまったのも納得です。