おばさんこいつのこときらいなの? ……もしそーならオレがもらってっちゃうよ
春山洋志
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ホットロードは1986年1月号から1987年5月号まで別冊マーガレット(集英社)に掲載された紡木たく原作による日本の少女マンガである。コミックスは全4巻。2014年に映画化された。 主人公宮市和希は14歳の中学二年生。父親を幼い頃になくし母と二人暮らしをしているが不倫している母親の事を受け入れられず疎ましく思っていた。そんなある日和希は友達に連れられて夜の街に繰り出し、そこで暴走族の16歳少年春山洋志と出会う。孤独を抱える似た境遇の二人はお互い惹かれあい付き合う事になったが春山はトラックにはねられ後遺症が残る。色々あったが最後は互いにかけがいのない存在と認識し一緒に生きていこうと決める。 この漫画は当時10代の若者を中心に共感を呼び700万部という驚異的な発行部数を記録し社会現象ともなった。 2014年には連載から25年以上の時を経て映画化され約176万にを動員しヒットとなり、幅広い世代に親しまれている。
暴走族はかっこ悪い。結局は、これに尽きるのだ。春山はかっこいい。10代の女の子がこういう男の子に引かれてしまうのは仕方のないことだと思うし、大人になった今読んでいてもドキッとさせられる色っぽさもある。暴走族の世界に足を踏み入れた和希のように総長の彼女になって、あんなふうにさらってほしいと憧れたことも正直言ってあった。この漫画が大好きだ。春山と和希に思い入れもある。それでもこの漫画を読んで一番強く思うのは、「暴走族はかっこ悪い」ということだ。これは決して漫画を否定する感想ではなく。親と上手くいかないこと、家庭に居場所がないと感じること。子供の頃ふたりと似た経験をする人は少なくないと思う。私もそうだった。学校をサボってみたり、家出のようなことをしてみたり、私にもふたりのように不良になるきっかけはあったのだ。ただ私は実践せずに済んだ。不良なんて、暴走族なんてかっこ悪いと、春山と和希が身をもって...この感想を読む
あの頃、主役の和希と同じ中学生の頃に読みました。地味で平凡な生活を送っていた私には非日常的なスト-リーではあったけれど、読んでいて共感できる和希の心情に心揺さぶられ泣きながら何度も読みました。和希の母のようにシングルマザーになり中学生の女の子をもつ私、今でもたまに読み返しますがやっぱり泣けます!暴走族のリーダーの彼女なんて今ではありえない設定ですが、和希がそこに自分の居場所を見つけ、大人から見ればどんどん悪い方向に反れていってしまうのだけれど、回り道をしたけれど、痛い思いをしたけれど、結果不器用だけれど心の温かい女性に成長することができたと思います。春山も和希との出会いで男として成長したと思います。自分が大人になって、中学生の母として子どもを見ているともどかしいことがたくさんです!が、ホットロードを読み返すときっとわが子も今いろいろ模索している時期なんだろうな、いざという時に支えてあげ...この感想を読む
私はホットロードを読んで、いい刺激を貰えたと思います。最初、女の子が万引きをして怒られてるシーンから始まりますがなかなか珍しくて逆に興味がわきました。春山とかずきがお互いの事をだんだんと分かってきたところからすごく面白くなってきたなと思いました。私はこの時点では絶対この2人は似合わない。性格が合わなそうと勝手に思っていましたが、毎回春山とかずきが会うにつれ仲良くなってきて、恋愛感情も芽生えてきた所はドキドキしました!!ですが、お互い気持ちがわからなくなってケンカしてしまいますが何か分かるような起がしました!あの時どちらかが声をかけたり、会う。ということをしなかったらそこでこの出会いは簡単におわってしまうのかなと思いました。ですが無事仲直りして、さらに恋愛感情が強くなり嬉しかったです。お互い付き合う事になりますがその時春山が、「俺の女になれ」というのですが大胆で、はっきりいっててカッコイイ...この感想を読む
よみがな:はるやまひろし
春山洋志
母親と主人公の和希がモメていた時
春山洋志
暴走族同士の抗争に行かないでと懇願する和希に対して言った台詞