ペコロスの母に会いに行くの評価
ペコロスの母に会いに行くの感想
男の子のお母さん
思っていたよりは映画きっと身につまされるような介護劇なんだろうなと思っていた。もしくは母と息子の愛情物語なのだろうなと思っていた。だけど、そうでもなかった。原作漫画の絵柄の可愛さから、ほのぼのエッセイ風でいてリアルな内容なのかもと想像していた。だけど、それでもなかった。映画は思ったよりも幻想的に仕上がっていて、見る人が見れば、胸に来るのだろうが、私は、そうでもなかった。事実は事実として置かれてはいて不足はないのだが、それに対する心理描写は遠慮がちだと感じた。触れそうで、あえて触れないでいたのかもしれない。原作は原作、映画は映画と切り分けられているような感じは悪くない。息子が職業で漫画を描いている、くらいのさわりで、時々その絵も映るくらいで程よい。今作は「映画作品」として丁寧に作られているのは感じられた。だが、どちらかというと、実は原作よりな仕上がりを期待して臨んだので、「あ、これは映画...この感想を読む