アウトレイジのあらすじ・作品解説
アウトレイジは2010年に公開された日本の映画作品。北野武監督の15作目の作品であり、日本のほかにフランスでも公開されている。第63回カンヌ国際映画祭・コンペティション部門にて上映されたが、その内容の過激さからか、審査員からは酷評を受けた。 本作は暴力団の抗争を描いた作品であり、いわゆるヤクザ映画である。「全員悪人」という作品のキャッチコピーそのままに、随所に過激な暴力シーンが含まれたため、R15+に指定されている。殺し合いや騙し合いが繰り広げられるヤクザ社会を克明に描き、北野作品独特のユーモアは本作においてはほとんど排除されている。北野武自身が主演を務め、三浦友和、北村総一郎、椎名桔平、石橋蓮司など、日本を代表するそうそうたる俳優陣が出演したことでも話題となった。 本作が公開されてすぐに続編の製作が発表され、北野作品では初めての連作となった。北野監督自身が本作の出来を60点程度と考えており、続編において物語の昇華と完全を目指したものである。
アウトレイジの評価
アウトレイジの感想
アウトレイジ
前から北野武の映画を見ると感じておりましたが、『赤』が視界に映り残像を残すこと。この映画ではバイオレンスシーンでその『赤(血)』が象徴的に表現され、暴力に魅力を感じてしまう危険さ(否定ではありませんよ)を感じました。映像も生き生きしており、それもいっそう魅力に拍車をかけているのです。が、・・・一番は出演している俳優陣がみな輝き、それぞれの役柄を素晴らしく演じていた事が一番の魅力でした!どの俳優も一言で言うならば『カッコいい!!』・・・・これにつきます。演出でそこまで上げている北野武の素晴らしさを改めて感じる事が出来る作品でした。全体に流れが良く、あっという間に最後まで鑑賞させて頂きました。
痛い!でも面白い。
”全員悪人”というキャッチフレーズに心惹かれつつも、バイオレンスが嫌で避けていたこの作品。想像通り、というか想像をはるかに超えて目を伏せたくなる残虐なシーンがてんこ盛りでしたが、それを差し引いても圧倒的に面白い作品でした。人の殺し方を先に考えて、ストーリーはそれに合わせて作ったとのことですが、本当なのでしょうか。本当だとしたら、そんな動機から入ってこれだけ面白く出来るなんて、びっくりです。言うなればこの作品は純粋な娯楽としてのバイオレンスです。しかし実はそこが要なのかもしれません。まったくメッセージ性を感じないからこそ楽しめるのではないかと思いました。日本映画に独特の”任侠”というジャンルがありますが、これもまた、バイオレンスを楽しむ類のつくりでしょう。ただ、数ある任侠映画と本作品との違いは観客に迎合していないところではないかと思います。あきらかに監督自身が見たい映画を作っていると感じ...この感想を読む
世界の北野が送る、日本のヤクザ映画!
世界の北野が送る、日本のヤクザ映画です。まず一番すごいと思うのが、出演者が1人1人主役クラスのメジャーな人々にビックリ。映画の中の物語は簡単に説明すると跡目争い?と私は思いました。そして、ほとんどの出演者が死んでしまうのは少し残念な気もしましたが、こういう演出がしたかったのだろうと、納得した部分もありました。しかし、殺され方や拷問のシーンはリアルすぎて、怖さとグロテスクだと思う部分がありました。映画の中の賭博シーンや、シノギのシーンはなんとなくありそうだと思い、違和感を感じることがなく見ることができました。刑事役の小日向さんでさえも実はコソコソと悪いキャラクターで、実際にこんな刑事がいてもおかしくないと思いました。
アウトレイジの登場キャラクター
加藤稔
よみがな:かとうみのる 性別:男性 国籍:日本 所属:山王会 性格:冷静沈着 ポリシー:会長の関内に対して、殴られたり、怒鳴られようとも無言で服従する 特徴:山王会本家若頭。山王会のナンバー2 価値観:策略家 物語上での目的:山王会本家会長の座に収まる 暗躍:関内の目の届かないところで暗躍をしていた
アウトレイジに関連するタグ
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