一言で言うなら、おとぎ話のような話をリアルなタッチで描いたユーモラス満点の作品!
ベストセラー作家になったカルヴィンは、その後なかなか良いアイデアが思い浮かばず泣かず飛ばすの日々。周囲の期待も重いし、人見知りでひきこもりがちだったこともあってセラピーに通い、犬スコッティを飼うことを勧められる。犬を飼い、散歩に行き、犬を通じて誰かと知り合う...と行くはずが、オスなのにすわっておしっこをし、家でも何でも噛んで荒らしてしまうスコッティは、逆にストレスを増やす存在になっています。そんな毎日を送っていたカルヴィンですが、最近しばしば夢に「ルビー・スパークス」という彼の理想にピッタリの少女が出てきます。カルヴィンはふと思いたって彼女について書きはじめるのです。(この時代にタイプライターを打つ彼の姿は、何故か違和感を感じさせずシックリくるんですよね。)そしてある日、彼の自宅に身に覚えのない女性ものの靴やら下着が落ち始め、友人にまで見られる始末。そして遂に例のルビーが目の前に現れるの...この感想を読む
4.04.0