一言で言うなら、おとぎ話のような話をリアルなタッチで描いたユーモラス満点の作品!
ベストセラー作家になったカルヴィンは、その後
なかなか良いアイデアが思い浮かばず泣かず飛ばすの日々。
周囲の期待も重いし、人見知りでひきこもり
がちだったこともあってセラピーに通い、犬スコッティを
飼うことを勧められる。
犬を飼い、散歩に行き、犬を通じて誰かと
知り合う...と行くはずが、オスなのにすわって
おしっこをし、家でも何でも噛んで荒らしてしまうスコッティは、逆に
ストレスを増やす存在になっています。
そんな毎日を送っていたカルヴィンですが、最近しばしば夢に「ルビー・スパークス」という彼の
理想にピッタリの少女が出てきます。カルヴィンはふと思い
たって彼女について書きはじめるのです。
(この時代にタイプライターを打つ彼の姿は、
何故か違和感を感じさせずシックリくるんですよね。)
そしてある日、彼の自宅に身に覚えのない女性ものの靴やら下着が落ち始め、友人にまで見られる始末。
そして遂に例のルビーが目の前に現れるのです!(か、かわいい!!!)
全てが自分の理想通りのルビーにカルヴィンはハートを射抜かれ、
その日を境に瞬く間に恋に落ちていくのでした。
2人の交際は彼が書いたシナリオとおりに進んでいきます。
そう、全てが狂いなく完璧に。。。
しかし物語はそうも上手くはいかず、カルヴィンの想像する世界とルビーとの
間に『ズレ』が生じてきます。
終盤、カルヴィンが泣きながらタイプを打ち、それと全く同じ
動きをするルビーの姿は本当に圧巻です!!
色んな意味でドキドキさせられる映画で、すごく面白かったです!
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