るろうに剣心の感想一覧
映画「るろうに剣心」についての感想が10件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
原作ファンも納得の実写版
豪華なキャスト陣緋村剣心に佐藤健、神谷薫に武井咲と今をときめく豪華俳優陣で、敵役には武田観柳を香川照之、鵜堂刃衛を吉川晃司とベテランの俳優がそろっています。原作の漫画でも熱狂的なファンが多いこの「るろうに剣心」ですが、ファンの中では実写化をされると聞いたときにどんなものになるのだろうと、期待と不安が大きかったようです。キャストが発表されても実際どういった話になるのか、どこまで原作と同じ内容になるのかという不安がありました。特に飛天御剣流がどこまで実現できるのかという不安は強かったと思います。剣心が使う飛天御剣流といえば、圧倒的なスピード感とジャンプ力が魅力です、ワイヤーアクションになるだろうとの予想はありましたが、思っていたよりすごく自然なアクションでワイヤー感をあまり感じさせないものになっていました。佐藤健の剣心もそうですが、吉川晃司の鵜堂刃衛と青木崇高の相楽左之助も、原作ファンには...この感想を読む
アニメの実写化ではいい方かもしれない
今までアニメや漫画を実写化したものをいくつか観たことがあるのですが、どれも残念な仕上がりで「どこでこうなった!?」というものが多かったのですが、この「るろうに剣心」に関してはそれがあまり感じられることがありませんでした。アクションが多くスピード感もアニメのようにあったし、何といってもアクションをワイヤーなどでやっているので人工的な感じがあまりしないというところがよかったように思います。「え?この人がこのキャラクター?」というのはどうしても出てきますが、この作品は他の作品に比べてそういうものも少なかったように感じます。原作ファンの人はやっぱり観るのは避けたいと思うかもしれませんが、是非観て欲しい作品です。
違和感無い実写版。
和月伸宏原作の人気コミックを映像化した作品。時は明治初期。かつて人斬り抜刀斎として恐れられていた剣客・緋村剣心は、流浪人。神谷道場の師範代・薫と知り合い、居候になるが、街では抜刀斎による人斬り事件が多発しており・・・原作もアニメも観ていましたが、キャラクターの雰囲気を壊さずに上手く実写化していたと思います。また、実写作品ならではのアクションシーンがすばらしく、迫力があって恰好よかった。出演している俳優陣も新人からベテランまで様々なタイプの人がいるので、観ていて飽きなかったです。原作ファンの人も、充分楽しめる作品に仕上がっていると思います!
得に違和感なく観ることができました。
子供の頃にアニメはみていました。毎週楽しみに観ていましたが、漫画を買ってまでは読んでいないので、ある程度のストーリーとある程度の記憶の中でこの映画を拝見させてもらいました(笑)そっちょくな感想は、アクションシーンはとても素晴らしいものがありました。スーパーヒーローの戦隊ものちっくな感じもありましたが、漫画の実写化にしてはお粗末さがなく、みていてとても出来の良い感じでした。ストーリーに関しては、展開がはやすぎて、ある程度の知識(漫画やアニメ)が必要な感じはしましたが、実際知らない状態で観ていないので、知らない人が観ててどうかは解りません(笑)あまり知りすぎている方が見ると違和感を感じるかもしれませんが、私ぐらいの感じだとわりと楽しく、懐かしく見れるかもしれませんね。
アニメファンにも見てほしい。
るろうに剣心自体は子どものころ、アニメ版の大ファンで毎週楽しみにしていたアニメの一つであった。それがこの年になって実写化。聞いたときあまり期待はしていなかった。キャストも剣心に佐藤健。イメージがあまりにも違いすぎていた。だが、見てみるといい意味で裏切られた。佐藤健の変わりっぷり、剣心のへたれっぷりも含め素晴らしいできであった。たまにはいってくるジョークも私好みで飽きずに最後まで見ることができた。むしろ、佐藤健のファンになってしまった私である。続編も製作中との話だが、今度は是非DVDでなく劇場にも足を運びたいと思っている。アニメのファンだからと見ていない皆さんに見てもらいたい。
みどころは黒笠ぐらいかな
るろ剣のマンガが大好きで、全巻を20回くらいは読み直してます。一応期待せず、本作を観てみましたが、案の定でした。レビューで高評価するのは佐藤健ファンでしょうね。評価できるのは、物語を崩さず忠実にやっているところぐらいです。でも剣心の声が小さすぎて聞き取れなくて音量調節に困った。左之助は似てな過ぎてどうでもいい。観柳はさすが香川さん、味が出てる。吉川晃司は文句なしにかっこいい。黒笠ファンなので、唯一そこで楽しめました。るろ剣2が来年の夏に公開されるらしいですが、志々雄編とのことです。誰が志々雄役をできるんだ!と怒りを覚えましたが、藤原竜也っていう。似ても似つかないので怒りもしませんでした。演技力でカバーするだろうけど、ほんと頼むよ!たぶん期待しないで見ると思うからさ。
実写版もステキ
漫画の原作って、すでにキャラクターのイメージやそのお話自体のイメージが出来上がっているので、実写化されるととっても残念なものになってしまうことが多いのですが。この映画はそんなマイナスイメージが全くなかったです。原作のイメージそのままの迫力と雰囲気。本当に昔この世の中に抜刀斎がいたのではないかと思えるほどでした。たぶん、主役の緋村抜刀斎のイメージが全く崩れることなく演じてくれた佐藤健のおかげだと思います。大好きだったマンガなだけに実写化されたときは大丈夫かな、イメージが崩れちゃうのではないかなととっても見るのに勇気が必要だったのですが、こんなことなら映画館に行けば良かったです。映画館で見たらもっと迫力があってすごかったのでしょうね。くやしいから、もう一度DVD見ちゃお!
実写化やめてーと思ってたけど、意外と◎!!
るろうに剣心は、私が小学生の頃かなり流行っていて、私も当時大好きでした。るろうに剣心の主題歌に抜擢された歌手は、その後大ブレイクにつながるという逸話があったほど、社会現象的な人気を誇っていた漫画の実写化だったので、はじめは、何でも実写化すればいいってもんじゃないよーと全く期待してなかったのですが、いざ拝見してみると、漫画の世界感にも劣らないワイヤーアクションや、佐藤健の剣心役もかなりハマっていて、みていて不快感は全くありませんでした。脇を固めていた役者さん達も、本当におみごとってくらい役にはまっていて、原作を知っている人も、まだ読んだ事無い世代の人もとても楽しめる内容になっていました。個人的には、江口洋介さん演じる斎藤一の必殺技「牙突」が見られて、大変嬉しかったです。
漫画原作の割には良かった
スピード感溢れるアクションシーンから始まり、「これは期待できるぞ!」と思ったのですが、見終わってみると色々と残念な作品でした。ストーリーは原作の「ニセ抜刀斎騒動」と「恵編」を混ぜたような内容で、話としては筋が通っていると思いましたが、色々と詰め込み過ぎに感じました。とにかく登場人物も多すぎて見せ場がない人まで・・・原作やアニメを知らないと誰だかわからないし、話が進むのが早く感じてしまうかもしれません。また、人物の心理描写が描かれておらず、人間関係は淡々とした印象でした。そのため、展開的にちょっと無理があるような気もしましたし、途中間延びして退屈に感じました。個人的には登場人物をもう少し少なくして、しっかり掘り下げて作って欲しかったです。アクションはCGを使っていないので、いい意味で漫画っぽくなく、スピード感もあって見ごたえがありましたが、原作を知っていると「このキャラがこんな戦い方を?...この感想を読む
漫画実写化成功の稀有な例
『るろうに剣心』といえば週刊少年ジャンプ連載の大ヒット漫画である。ただ、それを「実写」にするとはたして上手くいくのかどうかは大きな疑問があった。特に少年漫画は誇張が大きな演出要素。叫んで必殺技を放ったり、目立つ髪型や衣装で周囲から歌舞伎者に見えたり、時代背景を超越した技術が登場したり。漫画では誇張が作品の魅力に連なっているのだが、実写ではそれが逆にチープに映ってしまうこともある。しかし実写劇場版の剣心にはそれが少なかった。たとえば衣装に関して言えば、色彩は抑え目。剣心の初登場時は地味な着物であり背景から浮いていることはない。おなじみの羽織袴を着用する動機づけもありむしろ自然な流れとなっている。興行的にも約30億円を記録し、多くの面でも成功した本作をぜひ見直してほしい。