落ち葉は風を恨まない
座頭市
理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,784件
この作品には日本の強みが沢山詰まっている様に思える。日本ならではの華やかさや儚さ。日本という景色だからこそかっこよい物になる音楽。どれをとっても最強そのもの。私はあまりミュージカルは好きではない。この映画はミュージカルみたいなシーンがあるんですがそのシーンもかなり楽しくみる事が出来ました。タップダンスってあんなに人をわくわく楽しい気持ちにさせるものなんですね。キャストも現在と過去?の良いとこ取りをしている様なところがあって絶妙でした。何度でもみたくなる様な作品です。嫌な事とかあった日にモチベーションを上げる為にこの作品をみたら丁度良い感じ。かなりオススメです
北野武が監督・主演を勤め、勝新太郎主演の有名作品を大胆に翻案した現代型の時代劇。時代劇としては完全な異端といっていいほどの奇抜さである。大量の血、マンガ的過剰演出(人を股から刀で切り裂いたり、燈篭を斬ったり)、苛烈な暴力表現、興奮を高める音楽ともに踊られるタップダンス、そしてナンセンスギャグ……。ガダルカナルタカがぶたれるシーンには笑わせてもらった。時代劇愛好家が観たらめちゃくちゃと思うだろうが、破天荒な表現にもかかわらず、全体としては痛快無比なエンターテイメント作品に仕上がっている。エンターテイナーとしての北野武あるいはビートたけしの真骨頂だろう。あまり深く考えず、ひたすら楽しんでみればよいといった作品のようだ。
北野映画の中でもかなり好きな作品。まず最初の殺陣のシーンに惹かれてしまったし、音楽と雨が融合しているところは、映画が始まるワクワクと相まって高まる。今までの北野映画といえば、「HANA-BI」を代表として、少ないセリフの中から主人公の心情を考えるという形が多かった。けれど今回は適度なセリフと笑い、音楽が融合しているから見やすいと思う。ストーリーもシンプルで分かりやすい。けれどメリハリがあるから最後まで楽しむことができる。そして殺陣のシーンはかなり圧倒。浅野忠信さんもかなり練習されたことが伺える。そして何より好きなシーンはラスト。映画っぽくないし、リアリティーもないけれど、楽しむことができたから印象に残っている。
座頭市
座頭市が旅の途中で立ち寄った家で持ってた竹筒に書いていた言葉