原作とは違うけれど、笑って、ちょっぴり泣いて、また笑顔になれる - ダーリンは外国人の感想

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ダーリンは外国人

3.003.00
映像
3.17
脚本
2.83
キャスト
3.67
音楽
3.33
演出
3.17
感想数
3
観た人
3

原作とは違うけれど、笑って、ちょっぴり泣いて、また笑顔になれる

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

漫画エッセイが原作ということで、日本人から見たら不思議な日本語の使い方や、度肝を抜かれる日本語に対する質問満載のコメディを想像していましたが、どちらかというと、人を本当に好きになることとは? 本当に家族となることとは? というテーマを扱ったハートフルなラブストーリーでした。原作の雰囲気を期待すると、ちょっとがっかりかもしれません。ただ、原作を素案にした新しい映画として考えると、嫌いじゃないかなと思います。特に、2人の気持ちがすれ違ってしまうシーンは身につまされるものがありました。 気を遣っているつもり、相手の気持ちを思いやっているつもり、それは嘘じゃなくて、大切に思う気持ちもきっとあった。でも、本当は自分が逃げていただけ。相手が重荷に感じて離れていったら怖いから、気を悪くして嫌われたら怖いから……だから、嫌なことは自分の胸にしまっておいて、独りでストレスをためて、結局、彼の愛情からも逃げてしまった。愛されるって素敵なことだけど、幸せなことだけど、だからこそ、嫌なことも、つらいことも、勇気を出して共有しなくちゃいけない。失ってみて、初めて気付いた気がします。 日本語オタクなネタは原作でたっぷり楽しんで、大切に思える人を見つけた時は、この映画を観て、その人のことを本当に好きだと思うことの意味を再確認したいと思います。いつか、幸せな家族を、私(たち)の手で作るために……

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