フラガールの感想一覧
映画「フラガール」についての感想が9件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
ほのぼのと笑って泣いて共感して日本の良さを再認識
実際あった話がベースなだけにストーリーは非常に自然で、気づくとその世界観に入り込んでしまっている感じであっという間の2時間だったような気がします。やはり一番印象的だったのはキャスト陣。特に松雪泰子さんは相当ダンスの練習を積んだと言われているだけあって一瞬本当のダンサーに見えるほどでした。他のキャスト陣も見る目は正直「えっ!?しずちゃん??」と思っていたのですが、いざ観終わると、あの役はしずちゃんにしかできない感じがします。なかなか日本の映画界にはいない貴重な人材だと思います。今、福島は苦しんでいます。世界からは福島に人が住んでいると驚きすら待たれています。そんな福島でも今もフラガールが元気にダンスしていると思うと、より一層復興のスピードを早めなくてはいけないと思わされる、ほのぼのとした中に笑いあり涙ありの日本映画の良さを体現したような映画だと思います。この感想を読む
感動のラストシーンは必見です!
福島県にあるスパリゾートハワイアンズ誕生までの実話を元にした、フラガール達の奮闘を描いた作品。フラガールを演じた女優さんたちは基礎から本格的にフラダンスを特訓したそうで、最初の全くだめだったところから、よくぞここまで・・・と感心してしまうほど、終盤のダンスシーンは本当に見応えがあります。また、やる気のなかった松雪泰子さん演じる講師が、生徒たちの気持ちを受けて次第に熱心になり、心の支えとなっていく過程が素晴らしかったです。先生が街を去る時、みんなで駅で無言でフラを踊るシーンは、ベタですがとても好きでした。また、岸辺一徳さん、豊川悦司さん、寺島進さんなどベテラン陣が所々で笑いを誘っていて、非常にいい味を出していました。
ほっこりしてしまう汗臭くない青春ストーリー
福島県いわき市の新しい名所として、常磐ハワイアンセンターを作るということで、家族が炭鉱で働くセピア色の街の中で生まれ育った主人公が、友人に誘われてフラガールの説明会に行きますが、いつしか本気でフラガールになるために成長していきます。ただし、ヒロインの母親からひどく反対されたり、自分を誘ってくれた友人が引っ越したり、ダンス教師の方にも色々家庭で悩みを抱えていて事が進まなかったり、ハワイアンセンターがもうすぐ完成するのに、フラガールたちは全然できていなかったり、色々悩みがある中で迎えたフラガールの初舞台はどうなるか・・・・・・。常磐ハワイアンセンターは子供の頃に行った事がありますが、フラガールたちが日本にいるにも関わらず見事なフラダンスで子供心に驚いた思い出があります。ハワイアンセンターが出来上がるまで、フラガールたちだけでなくそれを取り巻く大人たちの葛藤であったり、ダンス教師の思いであっ...この感想を読む
フラダンスしたいっ
何度でも観たくなる。田舎町の活性化。それに奮闘する少女達の姿に勇気づけられる。なんといっても蒼井優の迫真の演技。圧巻であった。彼女自身バレエの経験もあり、身のこなしも素晴らしかった。炭鉱を救うために立ち上がる彼女たち。その姿は周りの男達よりたくましく見える。もっとも目を引かれたシーンは、フラダンスをするのを反対だった母が主人公の踊っている姿をか陰から見ているシーン。彼女のダンスに感動した。あれほど綺麗で逞しく、惹かれてしまうものはなかなか出会ったことがない。ぜひ一度見ていただきたい。南海キャンディーズしずちゃんの違和感の無さもめをひかれた。見所満載である。
元気をもらいました。
蒼井優ちゃんの魅力が分かりました。とても笑顔が可愛いですね。しずちゃんも注目でしたが、努力した感がとても伝わってきました。ラストシーンのダンスを終えた後の涙は、シーンを撮り終えた達成感と感動と同化していると思います。ものすごい練習をしてきたはずです。だから、こちらも感動しました!映像のセピアがかった色味が昭和時代を演出していて、タイムスリップした感じです。あの時代にこんな出来事があったんだなぁって、町の将来を思って、反対する人達が多く、笑うものさえいる中、必死にフラダンスを練習して、大成功をおさめた彼女たちには尊敬します。実話だと思うと、今度ぜひ現地に行って生のショーを見たいですね!
後味のいい映画
実によかったです。やっぱり邦画作品がすきって改めて思わされる作品でした。。 いわき市に常磐ハワイアンセンターというレジャー施設があるのは知っていましたがそれが設立される背景にこんなドラマがあったとは知らなかったです。昭和40年頃のお話し。常磐炭田が閉山の危機に迫られることになるけど、その危機を救うために炭鉱の人々が考え、成功させるストーリー 。この熱意がすごく伝わる内容です。蒼井優さんが、演技も踊りも美しい。 また、松雪泰子も美しい。あの手話のシーンは感動で、涙無しでは見れません。笑いも、涙もあるいい映画です。言葉だけじゃなく心の動きが演出に現れる映画は邦画でしか見れませんね。
数々の賞を受賞するだけの理由がある
失礼ながら公開当時は、映画館で見る程でもないかなと思ってスルー。けれどその年の映画賞を総なめしていくのを見て、とりあえず見ておこうかな、女の子たちが頑張って夢を叶える映画なんだろうなと思っていた。そんな風に考えていたことを、観終わった瞬間に謝りたい程感動した。確かに、それまでフラダンスを知らなかった女の子たちがフラガールになるため、時に先生とぶつかりながら成長していくところは、女の子たちが夢を叶えるために頑張っているストーリー。けれどその時代背景があまりに過酷すぎた。名シーンはたくさんある。レッスン場でのまどかのダンス、紀美子が最後に見せるソロシーン、落盤事故が伝えられるところ。けれど一番感動したのは、富士純子さん演じる紀美子の母が理解を示したシーン。心が通い合う瞬間というのは、いつ見ても感動してしまう。
郵便局、積立預金満期完了のご褒美旅行で行った 常磐ハワイアンセンター
画期的でしたねー常磐ハワイアンセンター、お年寄りの郵便局の勧誘や町の行楽の予定に必ず入っていました。ハワイは長い年月の後、日本の人の永遠の憧れになりました。昔、ハワイに移民した皆様のご苦労と積み重ねた歴史が、我々の憧れのハワイアーンになってきらきらと輝いています。今思うと、当時の嫁入り前の女の子たちが、人の前で肌を見せる事などでんぐり返しに成る程大変な事だったでしょう。世界の何処の国でも経済発展に向けて、いち早く活躍するのが若い女の子でした。長い長い文化の在る国が、ここ一番となったときのがんばりは目を見張るものがあります。炭鉱の娘たちが経済再興の為に踊る、笑え微笑めと言う先生の命令が胸を打ちます。親が死のうが、泣きたかろうが舞台には涙は見せるなの根性が清清しい作品です。
大好き!!素晴らしい!
とにかく、大好きです!!舞台は福島県いわき市の常磐炭鉱。スパリゾートハワイアンズに小さい頃から行っていた私は、とても馴染み深い場所がモデル地となっていたので、映画を拝見しました。 炭鉱で働く方達の失業が現実となっていく中、まだ女性達が表立って働き、ましてやフラダンスで肌を露出して働くなんて何てこと!!?といった時代に、地元福島を助けるため、街のごく普通の女性達がフラガールになる為奮闘していきます。 蒼井優さんの女優魂がとにかく感じられ、本当にださい街娘紀美子が、最後フラガールとしてソロダンスを踊るシーンは鳥肌もの!本当に美しいし、蒼井優さんはもともとバレエを長年習っていたとテレビでおっしゃってるのを聞いた事がありますが、足の上がり方やターンが本当に綺麗で、とてもしなやかなダンスに見惚れてしまいます。ここまで変化が出せる蒼井優さん、とても素敵な女優さんだなと改めて思いました。また、一筋縄では...この感想を読む