カンフーハッスルの評価
カンフーハッスルの感想
少林サッカーよりも好きなチャイニーズアクション
こんな技が使えたらいいなって憧れた作品懐かしのこの映画。好きだったなー。金を稼ぐにはワルになるしかねぇ!って決めたシンが、ギャングと豚小屋砦の連中の間で揺れ動き、カンフーマスターとして覚醒するまでの物語になっている。登場するカンフーの達人たちは、豚小屋砦で普通に商売をやって暮らしている。こういうの、文化が出てるよなーって思う。普通の暮らしの中で、実は日々鍛錬を積んだ達人たちが生きている。技を使うのは本当に大事なときのみ。それ以外では決して使わない彼らの精神って、日本の武士ともまた違うし、中国っぽいんだよね。正々堂々のようで卑怯くささもあるような…そして、その力は才能であることが多く、いきなり目覚めるものが多い。とんでもない時間と労力をかけて磨かれた努力の結晶である場合ももちろんあるが、仙人というか、達人は、「来るべき時に運命の導きによって現れる」という考え方をよくする。中国のアクション...この感想を読む
細かいことは気にするな! 格闘系エンターテイメント
とにかくなんだか面白い作品『カンフーハッスル』『少林サッカー』で一躍有名になった監督、チャウ・シンチー。『少林サッカー』に引き続き、彼が監督・主演を務める映画『カンフーハッスル』は、格闘技バトルをモチーフにしている(とおぼしき)超エンターテイメント映画だ。世間では時折、『マッドマックス』や『キルビル』など、脳みそ空っぽにして楽しめる映画が人気を得ているが、『カンフーハッスル』もそれに連なるB級作品(断っておくが、れっきとした褒め言葉)である。まず、あらすじからして小気味よい。1930年代の上海。暴力組織・斧頭会が、とある貧困地域のアパート(九龍城塞のような、住居と店舗がごちゃ混ぜになっていかにも中国らしい場所だ)・通称豚小屋砦に攻め込んだが、住人である三人の武術家たちにボコボコにされる。斧頭会は報復のため刺客を送りこみ、反抗した三人の住民の抹殺に成功するが、今度は砦の大家夫婦の反撃を受け...この感想を読む
アクションコメディの最高傑作!
ただのチンピラが武術の達人に生まれ変わる爽快なアクションコメディ映画です。前半やられっぱなしだったチンピラ主人公のシン(チャウ・シンチー監督主演)が最後には覚醒して武術の達人に生まれ変わり強敵を叩きのめすのですが、主人公以外の個性的なキャラクターを持った登場人物も見逃すことができない作品です。チャウ・シンチー監督作品の面白いところは登場人物のビジュアルはあまり良いとは言えないのに、時間が経つにつれてだんだんかっこよく見えてくるところです。今回戦いの舞台になった豚小屋砦でも、普段は武術とは無関係な暮らしを送っている住人の中に数名達人が混じっていて、見た目や普段の生活は冴えない感じなのですがギャングが攻めて来た時には秘めていた力を発揮します。また敵であるギャング側が雇った暗殺者は琴を奏でて相手を殺す達人で、琴を弾いているだけなのですが、彼らの戦闘シーンで見られるワイヤーアクションやCGはか...この感想を読む
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