フォーチュン・クッキーの評価
フォーチュン・クッキーの感想
その他多数の「入れ替わり物」とは一線を画す作品
秀逸な一人二役が見所思春期・反抗期まっさかりの娘アンナと、いささか頑なな性格ながらも教育熱心で自らは精神科のドクターという母親テスが、ひょんなことで中身がいれかわってしまう「僕がわたしでわたしが君で」のような話だが、これはそういったコメディとは一線を画した作品のように思う。もともとこれは昔ジョディ・フォスターが主演した映画のリメイクだが、リンゼイ・ローハンはまた違った現代的なアンナを、パワーいっぱいに熱演している。彼女はこの作品以降、あまりいい噂が聞けなくなってしまった。演技力もあったし、若さゆえのかわいらしさもあったのに、まったく残念。またどこかで見ることができたらいいのに。ともあれ、入れ替わってしまった二人はなんとか元に戻ろうとするんだけど、なかなかうまくいかない。そのうえ、母親のテスは婚約者と結婚を控えているのである。外見はテスでも中身はアンナ。このときのアンナの気持ちを考えると...この感想を読む
いかにもだけど、面白い。
何度でも見たくなってしまう。思春期真っ只中の娘と、その母が入れ替わってしまうコメディー。ありがちな設定かと思いきや、娘のアンナを演じるリンジーローハンの演技力に惹かれ、最後まで一気に見れた。若いながら中身が母親になってしまうという、自分よりもはるかに年上の母親を見事に演じきったと思う。2003年の映画だが、今見ても、何度見ても新鮮だ。家族のカタチ喧嘩が多かったアンナと、ジェイミーリーカーティス演じる母親のテス。入れ替わりをきっかけに、お互いの気持ちや立場、大変さを徐々にわかっていく。アンナの高校での嫌がらせをうけるシーンにはかなり共感できた。親には言い出せず、またきっと信じてもらえないだろうという諦めから、相談もできなかったであろうアンナ。また昔アンナの親友だった、ジュリーゴンザロ演じるステイシーの悪女っぷりはいつ見ても憎めない。いかにもアメリカンハイスクールに必ず居そうな、勝ち組の意地悪...この感想を読む
面白いし感動的
中華料理屋で親子喧嘩をしたら、おばさんが出てきて、フォーチュンクッキー(占いの髪が中に入っているクッキー)を渡される。それを開けると、母と子の体が入れ替わってしまうという話。リンジーローハンがかわいい。体が入れ替わることによって、いままでわからなかった相手の気持ちや生活、事情がわかるようになる。そして、お互いを許し合い、分かり合い、仲良くなることができる。娘は母の再婚を心から祝福できるようになり、母は娘のバンド活動や、学校生活の難しさに理解を示すようになる。母と子供が理解し合う、感動の物語だ。ラスト目前、スピーチのシーンではほろりとしてしまった。
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