シティ・オブ・ゴッドの評価
シティ・オブ・ゴッドの感想
ブラジルの闇
1960~1980年代のブラジルのスラム街を舞台にした事実を元に作られた映画です。スラム街に生きるストリートチルドレンたちの姿を描いています。少年たちは子供なのに(だからかな?)本当に簡単に人を殺し、殺されていきます。殺人まではいかなくても、強盗、ドラッグ売買など、怖いものなしという感じで次々と手を染めていきます。もう観ているとなにがなんだかわからなくなってしまいます。こんな世界が現実だったなんて、にわかには信じられません。しかしきっとこの映画は当時のブラジルの闇のほんの一端を切り取ったに過ぎず、始まりも終わりもないのだろうなと思います。