アザーズの感想一覧
映画「アザーズ」についての感想が8件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
作者の罠、衝撃的なラスト!
”先入観”の恐さを体全身で感じました。自分以外の誰かが側にいるような気持ちになったことはありますか?いるはずがない所から人の気配を感じたり、例えば自分に霊感があるなど、そんな人がこの作品を見ると、最後の最後にどんでん返しをくらいます。カーテンを閉め切った広い屋敷に住む彼女には子供を太陽の光から守る必要があったのです。病気で苦しむ娘を守るために毎日カーテンを閉めては太陽の光が入らないようにしていました。その動作は、必死に娘を守る母親の姿でした。母親は子供を守るために亡くなった後も必死に生きていたのです。そうです、亡くなっていたのはその母親と娘の親子だったんです!この事実に私は最後鳥肌が立ちました。タイトルの”アザーズ”というのは自分そのものだったという事実に『そういうことか、、、』と私は最後の最後まで騙されながら作品を見ていた自分に驚きました。なぜここまで騙されてしまったのだろうかと、疑...この感想を読む
静かな恐怖と少しの切なさ
ホラーというよりは、切ない人間ドラマという風に私は感じました。 内容的には、よく考えられていて今までにない感じのホラーで面白かったです。 ただ、パンチがあと一つ足りない感じがして、観終わった後にあまり心には残らないかなって思います。大どんでん返しがあるんですけど、それもよく考えられてるんですよね。 でも、何か物足りない(笑)だから、非常におしいです! あまり、パニック的なホラーが好きではない人で、静かな恐怖が好きな人ならすごく面白いかも ニコール・キッドマンは、すごく綺麗で神秘的で今回の役がとても合っていました。 なんか見てると、「ポー」って見とれてしまう感じで、よかったです♡ 彼女を見るだけでも、観る価値はあるかもしれないですね。
美しいホラー映画
気味の悪い生き物や、血がシャーッと噴出すような、いかにもホラー映画なグロテスクな描写はなく、雰囲気で見ている者を怖がらせる映画です。そしてニコール・キッドマン演じるグレースのヒステリックさと美しさも、その怖さに華を添えています。こういうツンとした感じで、ヒステリックな演技が巧いですね、ニコール。アイディアとしては、他にもこういう映画があるようですが、それでも十分楽しめました。ネタばれすると面白くない映画の種類ではありますが、映像の美しさを楽しむのもいいと思います。暗くて淋しくて、太陽に見放された感じの映像、白黒映画でもいいようなゴシックホラーの典型ですね。
映画の情報なしに見て欲しい!
この映画は是非全く何も情報を知らずで見ていただきたいですね~(笑)私は最初この映画を見たときには、これはもしや・・・?!と思い始めた時から、更にこの映画の世界に入り込んでいたのを覚えています。なんだか勘付いたときはすごくもやもやが晴れたようで気分がよかったです(笑)そしてほかの方が書いているように、見どころといえば、ニコール・キッドマンの美貌ですね~。女性の私でもニコール・キッドマンに見とれてしまう時は多々ありました。本当に綺麗ですよね~。この映画の内容について触れたい気持ちもあるのですが、この映画は本当に是非見ていただいたいので、内容は伏せますが、絶対に面白い映画であり、感動もある映画なので是非ご鑑賞下さい!
とりあえず家出てこうよ笑
ニコールキッドマン美しすぎる!映像も綺麗だね。最近はこの手のオチ映画が増えてきましたが、『シックスセンス』以来のどんでん返し系ですね。人間が出てくるのは最後だけ笑キャスト「幽霊役」でまとめていいかも笑にしてもニコールキッドマン家族は長いこと家にいたわけでしょ?なんでミルズたちはそれまで一回家から出てて、突然わざわざ訪問者みたいに接してきたわけ?ミルズたちもずっと住んでればいいのに。幽霊界でもちゃんと居住権みたいのあるのか。しかも結局、「この家は私たちのもの」って…。不動産会社も購入者も大変だなあ。購入後に出ていくってことは、不動産会社は「わけあり物件」とも言ってないんだね。それにばあさんも降霊術しただけで除霊してないわけでしょ?無限ループだな。
発想がすばらしい
幽霊の視点から描くホラー映画の代表作。感動系ホラーの代表作なのではないだろうか。自分たちが生きている人間で、相手が幽霊だと思っていたら、逆だったというオチ。まさかの大どんでん返しは、人々に衝撃を与えた。私も最初、鑑賞したとき、その発想には驚いた。主演のニコール・キッドマンはただそこに映っているだけで、美しい。子役や使用人たちの演技もすばらしい。特に男の子は、よくあんな、影のありそうな顔つきの子供を見つけたな、という感じ。音楽も情景とうまくリンクしており、恐怖や感動を加速させる。去っていった父親がどこに行ったのか、成仏できる幽霊とそうでないものの差は何なのか、気になる。
どんでん返し作品の名作
サスペンスホラーファン、どんでん返しファンにはたまらない1作品である。何より、とんでもないオチという名の飛び道具が、いつ放たれるのか?その緊張感が溜まらない。今作品は、最後の最後までホラー映画の一種に過ぎないのである。もし、そのままであっても十分映画としては成立するのであるが、まるで何の特徴も無いラーメンを食べ終えるごとく、「普通のホラー」という立ち位置に過ぎず、評価はもっと下げざる負えなかったであろう。しかし、そこを良い意味で裏切ってくれるのが、この「アザーズ」という映画であった。タイトルの通りなのだが、(ネタバレにならないようこのあたり迄を最大ヒントとして)我々鑑賞側は決して気付く事は無いトリックが仕掛けられている。これぞどんでん返しの醍醐味であろう。
おまえはもう・・・
ニコール・キッドマンの美貌が際立ちます。神経質そうなイメージがぴったりと役にマッチしています。おばけが現世の姿そのまま残すものであったら意外とそんなに怖くないかもなんて思ったりもするのですが、光が苦手だったりするところはやはり西洋的というか、(ドラキュラとかもそうだし)なんか日本のおばけとはちょっと性質が異なる気がしますね。この映画のオチ、それはとっても大事なことですが、残念ながら途中でわかってしまうと思います。オチを楽しむ映画と宣伝していたので結構期待外れでした。でも、おばけもみんな人間だったんだよなぁと変な意味で感心してしまいました。おばけもおばけ(みたいな得体のしれないもの)を怖がるんだ・・みたいな。不思議な映画でした。