メメントの感想一覧
映画「メメント」についての感想が6件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
数分しか記憶を保つ事が出来ない男
主人公はある病をかかえている。記憶障害で数分前の出来事さえ忘れてしまうのだ。その主人公は最愛の妻を殺されていた。障害を抱えながらもなんとか死んだ妻の無念をはらそうと犯人を追うのだが、やはりそううまくはいきません。この記憶障害の恐ろしさをこの映画で学びました。主人公は重要な事があるとメモにとったり体にタトゥーを刻んだりポラロイド写真を撮ったりして記憶を形にして残しながら犯人を追い込む。そして主人公は自分が書いたメモに従って男を探がいするのだがそれが本当に正しかったのか…1度見ただけじゃ理解出来ない部分もあったので何度も何度もみてやっと自分なりに解決しました。
たかがメモ、されどメモ
私の家のテレビが変なのかもしれませんが映像が終始暗くて見づらい部分がありました。内容が内容なのでその方がいいのかもしれませんけどね主人公は前向性健忘という障害を抱えていきている人間でほんの数分間しか自分の記憶を残す事が出来ない。彼なりにいろんな方法で自分の記憶にしがみ付きながら妻を殺した犯人をみつけだそうとする。それがとても困難を極める記憶を残しておくために主人公はまめにメモをとったりするのだがそのメモをとっている時の感情をそのまま残してしまう。誰かに意地悪な事を言われたりしたりして悔しい気持ちになったらその感情のままメモをとってしまう。これで本当の悪をみつけるのは至難の業です
アイディアの勝利
今までになかったタイプの映画です。主人公が10分くらいしか記憶を保てない障害を持っているため、全てのエピソードが事実なのか、そうでないのかが分からないという、観ていて頭が混乱する映画です。結局記憶は改ざんされ、利用されてしまったり、実は妻を死なせたのは自分だったという事実もなんとも可哀想な主人公です。通常の時系列で見ると、別に大して面白い話でもなかったので、これは時系列を逆にするという斬新なアイディアと、スタイリッシュな映像によって面白く見せることに成功した映画だと思います。この映画でクリストファー・ノーラン監督の名前が世界的に知られるようになりました。
自分が何をしたのか思い出せない男
見終わった後に、もう一度最初から見直してみたくなる映画です。というのも、映画の構成がとても複雑なのです。映画の冒頭に結論が出ていてそこに至までの過程を描くという構成の映画は、結構たくさんあります。この映画もそういう部類に入るのかもしれませんが、時間を移動がかなり入り組んでいるので、DVDで何度もさかのぼって確認しながら物語を追いたい衝動に駆られてしまいます。主人公は10分間しか記憶を保つことができない脳の障がいを持っている男ですが、みているこちらの記憶力も試されているかのような気持ちにもなります。自分で記憶できない主人公は、大切な情報も身体に入れ墨として残すのも痛々しいかったです。
やり過ぎな所が面白い。
この映画かなり激しいですが、内容は行き過ぎちゃってる主人公がいるからかなり見ものです。かってないアメリカ映画で。クリストファー・ノーラン監督作品。題材は監督の家族が書いた小説が題材になっており、ストーリーを終わりから始まりへ、時間を繰り返して過去からものを見た視点です。いうかなり画期的な映画です。ある日、最愛の妻を事件によって失った事がきっかけになり、犯人の一人を銃で撃ち殺しますが、犯人の仲間に突き飛ばされそのときの外傷で、10分間しか記憶が保てないとう意味不明な病気になります。周囲の環境には対応し切れず、困惑していくという彼の生涯を映画化してます。オススメ出来ます。
難しいけど、はまる!
愛する人を殺されたショックで現在は15分の記憶しかない、そして逆再生系の映画ともあって、私にとって内容がとても難しかったです。カラーのシーン、モノクロのシーン、今は過去をかたっているのか?現在なのか?なんて、何度も何度も見直しました。愛する人を殺した犯人を捜すために、体に墨を入れていく姿は少しかっこよかったです。現代風じゃない、写メや、デジカメを使わず、ポラロイドカメラを使っているとこが雰囲気があっていいと思います。難しいストーリーだからこそ、謎が解け、理解し始めれると、とても面白くなっていき、今までにみたことのないストーリーに大満足です。