かえで台風のあらすじ・作品解説
かえで台風は集英社が出版する漫画雑誌ぶ~けにおいて掲載されていた女忍者を主人公にした少女漫画である。作者は桃栗みかんであり、単行本は全1巻が発行されている。 主人公の女忍者である如月楓は、400年続く忍者の末裔であり、一族の掟により自分より強い男と結婚することを強いられる。従兄弟の蓮也との結婚を父親から勧められながらも、それを断り自分で婿探しの旅に出ることに。楓は長年の修行の成果もあり、自分の強さを理解している中、なかなか婿に値する強さの男に出会えずにいたが、人助けが生きがいの心優しい服部ユースケに出会うことで、その優しさに惚れてしまう。ユースケの実家は空手道場を営んでいるが、本人は武術に関してはからきしであり、楓はユースケに強くなってもらいたいと願う。ユースケ自身も楓のことを好きになるのだが、強くなることに消極的である。本作品では楓とユースケの恋模様や、結婚相手としての条件に翻弄されるもどかしさを描いている。
かえで台風の評価
かえで台風の感想
忍者とは恋も自由にできないのか
なぜ少女漫画向けなのだろう?「かえで台風」まさしく文字とおりの台風娘。高橋留美子さんのような漫画だと感じました。ドタバタな動きのある漫画です。なぜぶ~けに連載されていたんだろうと、不思議に思うくらいの少年漫画的な感じがします。格闘技、しかも忍者、露出多しなのです。かえではとてもかわいいと思えるくらいの美少女の設定ですし、ビジュアル系の美男子がくると、少女漫画的設定といえるかもしれませんが、ドタバタな元気のいい漫画なので少年漫画の方がよかったのでは?と本当に思います。最初に読んだときにあれ?マーガレットコミックスだったよね?と表紙を一回見返してしまいました。確認をしてもう一度漫画。途中であれ?少年?とまた表紙を見てしまうほどでした。この設定では女性は飛びつかないかもしれません。3回の連載で終わってしまったのが残念です。まさしく台風娘、しかし彼女の身の上には同情しちゃうかも自分より強い男を...この感想を読む