彼のオートバイ、彼女の島のあらすじ・作品解説
彼のオートバイ、彼女の島は、1986年に公開された日本映画である。原作は、片岡義男の小説。監督は、「ねらわれた学園」「時をかける少女」「廃市」の大林宣彦。脚本は、関本郁夫。音楽は、「ふりむけば愛」「瞳の中の訪問者」の宮崎尚志。出演者は、竹内力、原田貴和子、渡辺典子、三浦友和。 音大生の橋本巧の青春の日々は、カワサキのバイク650RS-W3と共にあった。ある日、バイクのことがきっかけで沢田冬美と出会い、付き合うことになる。冬美の兄の秀政もバイク乗りで、原稿などを配達するプレスライダーの仕事をしていた。冬美の紹介で巧もそこでアルバイトを始めるが、真面目な冬美に次第に退屈を感じて別れたことが秀政を怒らせてしまい、決闘を申し込まれるのだった。そんなイザコザを吹っ切るようにバイクで旅に出た巧は、白石美代子という女性と出会う。美しさと無邪気さがある美代子と恋人になるが、美代子も巧のカワサキのバイクに惹かれていく。巧は本気でバイクに傾倒していく美代子の姿に死の予感を感じ、不安になっていくのだった。
