累の評価
累の感想
女性の感情、見抜かれた!心理描写にゾッと鳥肌、美醜の原点を妖しく描く『累』
美しいか、醜いか。この二つが支配する現実に似た世界漫画を読んで、これほどまで現実に酷似していると感じたことはありません。美しい者と醜い者、その二通りの世界。皆、「人は見た目じゃない」と言うけれど、それが綺麗事だということは知っている。なのに、綺麗事だと口に出すことはタブー。それはどうしてなのか。誰も教えてくれない本当の現実、それを『累』は残酷にも突きつけます。累は、「美しいということ、それは強いということ」だと言います。どんなに性格が悪くても、「その美しい顔の裏に、悪意を隠すことができるからずるい」と言います。漫画の世界も現実の世界も同じ。醜い者がほほえめば、「ニヤニヤした顔が気持ち悪い」。美しい者がほほえめば、「笑顔が可愛らしい」。醜い者が黙れば「暗くて陰気くさい」、美しい者が黙れば「ミステリアスでクール」。この理不尽で非道徳的な答えは一体何なのか。『累』の面白さは、醜い者と美しい者...この感想を読む
完結したらまとめて読みたい。
ネットから買って読んでいるが、まとめ読みしたい作品だなぁと思った。まず、あの表紙の綺麗な感じと妖しさに惹かれ、ずっと気になっていたのだが、気楽に読める方が好きなのでなかなか買えずにいたが、電子漫画の方のポイントが貯まってたのでそちらで購読。表紙程絵は綺麗じゃ無いのが残念だが、上手くなさすぎるのが逆に良いのか、主人公の醜さ加減が伝わって違和感なく読めた。顔を盗む話しで構成とストーリーは面白いが、どうやって読み進めてもパッピーとは程遠いなぁと思いながら、それでも見てしまうストーリー構成。特別ハマりはしないが、最終的には読みたい。なんとも甘いの苦手な癖にケーキを食べて、この感じ。キャラクターで主人公の強さは凄いと思う。この強さがあるから、哀しい話が苦手でも読めてしまうんだろうな。主人公からしたら、普通の女の子が簡単にプチ整形したいとか言うのですらイライラするだろうに…。この物語はいい人ってい...この感想を読む
累の登場キャラクター
淵累
よみがな:ふち かさね 性別:女性 国籍:日本 特徴:他人の顔を奪いながら女優として名声を得ていく 特技:突出した演技力 物語上での目的:最後は自身と向き合い、「累」として舞台に立った コンプレックス:自身の容姿 傷:右頬の大きな傷跡 顔:目を背けたくなるような醜い顔 遺品:「口づけをした相手と一定時間顔...
丹沢ニナ
よみがな:たんざわにな 性別:女性 国籍:日本 住まい:日本 性格:自身の美貌を鼻にかけ、醜い者を見下す 特徴:美人 物語上での目的:女優になり、人々から忘れられない存在になる トラウマ:人々から忘れられること 病気:眠り姫症候群 演技力:多少あるが、主人公には遠く及ばない