淵累 - 累のキャラクター

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漫画レビュー数 3,135件

4.004.00
画力
4.25
ストーリー
4.75
キャラクター
4.25
設定
4.75
演出
4.25
感想数
2
読んだ人
11

淵累のプロフィール

本名淵累
よみがなふち かさね
性別女性
国籍日本
特徴他人の顔を奪いながら女優として名声を得ていく
特技突出した演技力
物語上での目的最後は自身と向き合い、「累」として舞台に立った
コンプレックス自身の容姿
右頬の大きな傷跡
目を背けたくなるような醜い顔
遺品「口づけをした相手と一定時間顔を入れ替える力を持った口紅」
執着演劇や舞台に対しての執着を持つ

累の他の登場キャラクター

累の感想

女性の感情、見抜かれた!心理描写にゾッと鳥肌、美醜の原点を妖しく描く『累』

美しいか、醜いか。この二つが支配する現実に似た世界漫画を読んで、これほどまで現実に酷似していると感じたことはありません。美しい者と醜い者、その二通りの世界。皆、「人は見た目じゃない」と言うけれど、それが綺麗事だということは知っている。なのに、綺麗事だと口に出すことはタブー。それはどうしてなのか。誰も教えてくれない本当の現実、それを『累』は残酷にも突きつけます。累は、「美しいということ、それは強いということ」だと言います。どんなに性格が悪くても、「その美しい顔の裏に、悪意を隠すことができるからずるい」と言います。漫画の世界も現実の世界も同じ。醜い者がほほえめば、「ニヤニヤした顔が気持ち悪い」。美しい者がほほえめば、「笑顔が可愛らしい」。醜い者が黙れば「暗くて陰気くさい」、美しい者が黙れば「ミステリアスでクール」。この理不尽で非道徳的な答えは一体何なのか。『累』の面白さは、醜い者と美しい者...この感想を読む

5.05.0
  • 長崎アユム長崎アユム
  • 118view
  • 3230文字
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