淵累のプロフィール
本名 | 淵累 |
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よみがな | ふち かさね |
性別 | 女性 |
国籍 | 日本 |
特徴 | 他人の顔を奪いながら女優として名声を得ていく |
特技 | 突出した演技力 |
物語上での目的 | 最後は自身と向き合い、「累」として舞台に立った |
コンプレックス | 自身の容姿 |
傷 | 右頬の大きな傷跡 |
顔 | 目を背けたくなるような醜い顔 |
遺品 | 「口づけをした相手と一定時間顔を入れ替える力を持った口紅」 |
執着 | 演劇や舞台に対しての執着を持つ |
累の他の登場キャラクター
累の感想
女性の感情、見抜かれた!心理描写にゾッと鳥肌、美醜の原点を妖しく描く『累』
美しいか、醜いか。この二つが支配する現実に似た世界漫画を読んで、これほどまで現実に酷似していると感じたことはありません。美しい者と醜い者、その二通りの世界。皆、「人は見た目じゃない」と言うけれど、それが綺麗事だということは知っている。なのに、綺麗事だと口に出すことはタブー。それはどうしてなのか。誰も教えてくれない本当の現実、それを『累』は残酷にも突きつけます。累は、「美しいということ、それは強いということ」だと言います。どんなに性格が悪くても、「その美しい顔の裏に、悪意を隠すことができるからずるい」と言います。漫画の世界も現実の世界も同じ。醜い者がほほえめば、「ニヤニヤした顔が気持ち悪い」。美しい者がほほえめば、「笑顔が可愛らしい」。醜い者が黙れば「暗くて陰気くさい」、美しい者が黙れば「ミステリアスでクール」。この理不尽で非道徳的な答えは一体何なのか。『累』の面白さは、醜い者と美しい者...この感想を読む