バクマン。の感想一覧
漫画「バクマン。」についての感想が5件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
漫画はこうであってほしい、という願い
こんなに業界の裏を描いたマンガがあるか?もう20年も前だが、私は漫画家になろうとしていたことがある。一生懸命原稿を書き、少年誌編集部に持ち込みしていた。講談社、小学館、徳間書店、そしてもちろん集英社にも行った。対応する編集者はどの人も親切で、マンガを愛しており、マンガを愛する我々を愛してくれた。「俺たちは面白いモノを世に送り出したいんだ!」という熱意をひしひしと感じた。だがしかし、結局デビューはかなわず、月例賞の『入選』と呼ばれる奨励枠で現金2万円と特性原稿用紙ゲットが限界だった。今にして思えば、あの熱い編集者の方々の思いをもう少し汲み取れていればより上に行けたのではなかろうか、とも思う。むろん才能もなかったのだろうが、ぼんやりと「好き」という感情のみがあり、「なんとしても漫画家になってやる!」という意思が絶対的に不足していたのだ、と今にして思う。この漫画はそのような意思を強く持ったキ...この感想を読む
バクマン。
小畑健さんの作画がなんといっても素晴らしい。ヒロインの亜豆はもちろん見吉、岩瀬、青木さんなども可愛い。男のキャラはサイコー、シュージンは中の上くらいの顔立ちをしてるし、ライバルの新妻エイジやマンガ家仲間の平丸さん、福田さんなどは特徴的なキャラになっているが顔じゃなく性格で個性が出ていていい!個人的に一番かっこいいと思う七峰透は逆に過ちを犯す方向になってしまうのも、面白い。ストーリーの節々で出てくるものが実際にあるものだったり、編集部の中のことを細かく描いたり、アンケートの細かい分析などの裏側の事情も描かれていることが、リアルに感じることが出来るマンガになっている大きな要因だと思う。同じ名前のキャラは作品では編集部の服部だけのようになってますが実は、サイコーシュージンのアシスタントをすることになる折原くんと同じ名字の折原というタンクトップを連載したことのあるマンガ家が連載ネームを提出する...この感想を読む
斬新な漫画
ジャンプに連載されていたのですがアニメ化されてその後、アニメを観て面白いと思い読み始めました。集英社やジャンプでの固有名詞が使用されてて、読み切りの作品だとか、人気投票みたいなシステムの話も出ているのでより現実的な話になっているので漫画界の勉強になります。主人公ましろもりたかの名前の字が最高ということであだ名がサイコーと呼ばれていたり面白いです。極めつけは想い人の小豆美保との関係が凄いです。真城と高木でマンガを描いて、将来アニメ化されるようにしてそのヒロインの声優に小豆さんを指名しそれが叶ったら、結婚しましょうという約束をする2人かなりピュアな関係性です。
少年漫画らしくない、ピュアな恋?
ジャンプに掲載され始めて、すぐハマりました。集英社とか、ジャンプって現存する固有名詞が使用されてて、読み切りの作品だとか、人気投票みたいなシステムの話もすごく細かく出ていてリアルで、とにかく引きつけられます。この主人公、真城最高(ましろもりたか)ってキャラの名前も独特で覚えやすいし、何より想い人の小豆美保との関係が凄いです。真城と高木でマンガを描いて、将来アニメ化されるようにしてそのヒロインの声優に小豆さんを指名する。しかもそれが叶ったら、結婚しましょうって…。イマドキ、たぶん絶対いないピュアな関係性です。見ているこちらがもどかしくて、イライラしそうなくらい。真城と漫画家成功の本編だけじゃなく、美保との関係の進展も、なんとなく応援したくて引き込まれました。
まんがが好きな人に
バクマン。は旦那さんがもともと6巻ぐらいまで集めてて、そのままだったんです。暇だったので読んでみたら超おもしろくてびっくり。続きを私が引き継いで集めた漫画です。漫画家を目指す少年2人の、漫画家になるまで、そのあとの活躍や挫折などを描いた意外と熱い漫画になっています。絵も可愛くて好きです。作文や感想文で数々のしょうをもらっているシュージンが物語や構成を考えて、絵のとてもうまいサイコーが漫画にするのはどうだ??とシュージンが誘い始めたのがこのまんがの始まりです。漫画としてのおもしろさや、裏側をしれる興味深さなどがあいまってとてもおもしろいです。