インデペンデンス・デイの感想一覧
映画「インデペンデンス・デイ」についての感想が7件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
豪華の一言
キャストから映像から全てにおいてとにかく豪華。とくにそのCG技術が惜しみなく注ぎこまれたSFXは圧巻の一言です。お話としては、宇宙人が攻めてきて絶望的な状況だけどみんなで頑張って地球を守ろうぜ、というありがちな内容ではありますが、かっこいい演出や豪華俳優陣による名演技が逆に光ってみえる作品となっています。特に、一番の見せ場となる大統領の演説シーンは、ぜひとも字幕でご覧になっていただきたいシーンの一つでして、力強さがとても伝わってくる演技が見所です。蛇足ですが、この手の地球侵略ものに出てくる宇宙人って、すごい科学文明を持ってるわりに、知性をいまいち感じないものが多いですよね。精密機械とか扱いにくそうな身体の構造してるし。あと妙にぬめぬめしてて臭そうだし。お約束といえばお約束ですが、もっと知的生命体っぽい作りでお願いしたいです。プロメテウスみたいな?とにかく名作の一つであるのは間違いありませんか...この感想を読む
アメリカ万歳
この手のハリウッドのSF大作はほとんど観ないのに、なぜこれは観ていたのか分かりません。アメリカ独立記念日に合わせた日程で、アメリカ大統領閣下がカッコよく演説して、「世界の独立記念日だ!」とか言ってしまう辺りアメリカ映画らしくて笑ってしまいます。アメリカでやってるけど「ワールドシリーズ」っていう、あれと同じ感覚です。世界基準みたいな描き方だけど、結局アメリカローカルかなと。ただキャストはいい俳優さんたちを使っていたし、さすがに映像は迫力があるなぁと思いながら観ていました。ジェフ・ゴールドブラムはカッコよかったけど、最近あんまり見かけませんね。どうしているんだろうな。
アメリカの国家愛は凄い
宇宙人が襲来してきて全世界がパニックになるSF映画。ただ、パニック、宇宙戦争、極限状態でのヒューマンドラマと盛りだくさんの内容で、飽きずに見ることができる。設定とストーリーとしてはよくある話なのだが、一つ一つの要素に手が込んでいて、さすがハリウッドと唸ってしまう。ヒューマンドラマの側面も、登場人物が多い中でそれぞれにスポットを当て、それぞれのドラマをきちんと描き出している。多少、盛り込み過ぎの感もあるが、登場人物がそれぞれに関係してドラマを描きながら、最終的な宇宙戦争の勝利に繋がるところは予定調和の安心感もあってお見事だ。さらに、この作品は、時間軸の設定が国家愛を感じさせる。宇宙人の襲来が7月2日。紆余曲折を経て最終的に勝利するのが7月4日。これだけの規模の戦いで2日で決着がつくハリウッドお得意の巻きの展開だが、勝利の日が独立記念日だということに感動すら覚える。日本ではこんなストーリーは...この感想を読む
娯楽的SF映画
ある日、突然やってきた宇宙人に世界の主要都市を攻撃され壊滅状態になるが、反撃をして地球を救うといった内容の映画です。ネタとしてはよくある話といった感じですが、スティーブン役のウィル・スミスとデイヴィッド役のジェフ・ゴールドブラムの2人の掛け合いが面白く、悲壮感があまりない映画なので、娯楽として見るにはピッタリだと思います。ホラーと分類されてることが多いですが、ホラー的な要素も少ないです。あんなにも圧倒的な戦力だった宇宙人が、ちょっとした作戦であっという間に壊滅してしまうというあたり、ツッコミ所満載って気にもなるのですが・・・・何も難しいことを考えなくて、単純に楽しめるので、私はとても好きな映画です。
SF映画の王道
この映画を見ると、アメリカ独立がどれだけアメリカ人の誇りになっているかがわかります。一つの目的のために命を懸けて戦う。演じるキャストの演技が見事です。エメリッヒタッチの秀逸な映像は見事でこれぞSFと言わんばかりの出来栄え。最後のシーンには二人の勇者が帰ってくるようなカットになっていますが、主役は誰というよりアメリカ人はとても偉大だということを監督が伝えたいというのがよく理解できます。話は単純でハッピーエンドでありがちだがアメリカ合衆国の宝となる映画かもしれません。余談ですが、公開前にアメリカ政府から圧力がかかったという噂があります。映画の中で出てきたエリア51の関することですかね?
娯楽SF
ある日突然都市の上に巨大なUFOがやってくるという、アーサー・c・クラークの「幼年期の終わり」という小説、スティーブン・スピルバーグの「未知との遭遇」以来定番となったイメージです。この作品では悪意のある宇宙人が地球に攻めてきて、都市が壊滅していきます。そこで人類が団結して宇宙人を倒すというなんともアメリカチックなヒロイックな展開です。まぁ、リアリティを問うたら色々問題はあると思いますが、戦闘機とUFOの戦闘シーンやUFOの母船からの脱出シーンなどはさすがハリウッドという出来で迫力があります。まぁ、母船にコンピュータウイルスを送るという発想もアーサー・c・クラークのものですが、まとまっている映画だとは思います。
半世紀以上前の「宇宙戦争」と「「ンデペンデンス・デイ」の対比、
「宇宙戦争」という、1953年製作、封切のSF宇宙戦争映画、実に60年前の映画を田舎の小さな映画館で見たけど、SF映画のショッキング映像は、未だ脳裏から離れないのです。火星人が、突如飛来してきた隕石の中から出現するという奇怪な演出と地球外飛行物体の奇抜さ、地球の如何なる兵器や原爆でも太刀打ちできない未知の兵器を使用して、愈々、地球最後の日を迎えようとする時、突如として彼らは最後を迎えるが、それは何故か・・?。 免疫のない彼らは地球の細菌に汚染されたのである。「インデペンデンス・デイ」は、同じ宇宙人や宇宙戦争シーンが共通して見えてしまうのです。 ただ、こちらの方は主人公のウィル・スミスが宇宙船の母艦の乗り込んで、遠隔通信施設と母艦を破壊すると云う、近代戦法をとりこみ勝利を収めるのですが。やはり現代アメリカ版らしく、巨大宇宙船の迫力、戦闘シーンのスリル、それにウィル・スミスの無謀さのキャラは、「メン...この感想を読む