最高
ヴィム・ヴェンダース一番の作品ヴィム・ヴェンダースが監督し、脚本も書いています。脚本があまり上手ではない、と言っていましたが、私は彼の脚本が大好きです。とても感覚的、視覚的なお話になるからです。これはミステリーのストーリーテリングを使った、映画と人生の話です。少しドキュメンタリー風に撮られていると思いました。映画についての話ですが、主に出てくるのは音響技師や、バンドといった、映画の脇役の人たちです。ここからたくさんの謎が生まれます。いったい主役はどこにいるのか、と見ている人は思います。また子どもたちが現れ、さらに謎が深まります。彼らは、大人とは違い、何も説明してはくれません。主人公は街を散策しますが、完全には言葉の通じない国、あてになる人はあまりいません。いったいどのように話が終わるのか、と思いハラハラしますが、最後にドラマの視点となるカメラマンのフリッツが現れ、やっとこの映画をどう見...この感想を読む
5.05.0
PICKUP