リスボン物語の評価
リスボン物語についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
リスボン物語の感想
最高
ヴィム・ヴェンダース一番の作品ヴィム・ヴェンダースが監督し、脚本も書いています。脚本があまり上手ではない、と言っていましたが、私は彼の脚本が大好きです。とても感覚的、視覚的なお話になるからです。これはミステリーのストーリーテリングを使った、映画と人生の話です。少しドキュメンタリー風に撮られていると思いました。映画についての話ですが、主に出てくるのは音響技師や、バンドといった、映画の脇役の人たちです。ここからたくさんの謎が生まれます。いったい主役はどこにいるのか、と見ている人は思います。また子どもたちが現れ、さらに謎が深まります。彼らは、大人とは違い、何も説明してはくれません。主人公は街を散策しますが、完全には言葉の通じない国、あてになる人はあまりいません。いったいどのように話が終わるのか、と思いハラハラしますが、最後にドラマの視点となるカメラマンのフリッツが現れ、やっとこの映画をどう見...この感想を読む