あの子が体を通ったんです。あなた、あの子の香りよ。あの子の香りです。
ダイアン・フリーリング
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スティーヴン・スピルバーグ制作、トビー・フーバー監督と言った映画界を担う二大監督が制作に関わった1982年公開のホラー映画ポルターガイストな内容もさることながら、撮影後に出演者の早すぎる死も話題となった作品である。 舞台はカリフォルニア州の閑静な住宅街、クエスタペルデ。フリーリング一家は住み心地の良さそうな街並みを気に入り、引っ越してきた。家庭円満で幸せに満ち溢れていたはずだったが、ファミリーは不可解な現象に悩まされることとなる。 誰もいないはずの家では度々家具が動くなどの怪奇現象が勃発しており、勢いは増していた。そんな中、末娘のキャロル・アンの行方が分からなくなってしまった。見えない敵との闘いを覚悟し、霊媒師の助けを得て、除霊作業を行い、娘の救出を試みる。 本作品は爆発的ヒットを記録し、シリーズ化されている。第三シリーズまで出演した娘役のヘザー・オルークは12才という若さで急逝しており、作品との関連において大きな話題となった作品である。
この映画に出会ったのは幼稚園ぐらいの頃、親が観ていたのを一緒に観たのですが当時は怖くて仕方ありませんでした。始めてみた時に女の子がテレビの中に引きずり込まれるのを見て、それ以来しばらくは一人でテレビを観ることもできませんでした。洋画のホラーの原点ともいえる作品、日本のおばけ・妖怪と違って悪魔といった形のものなので怖さが違ったのかもしれません。大人になって見ると「なんでこんなことしてるんだ!」とか「両親は何をのんきにやってるんだ」とツッコミどころ満載だったり、作りが雑な部分もあるけれど、あの時代であのクオリティは高かったのかもしれません。個人的にはそこまで怖くないので見て欲しい作品です。
海外のホラー映画で初めてみたのがポルターガイストだったと思います。幼稚園ぐらいだったでしょうか。ものすごく怖かった。この映画にビビリ過ぎてしまっていた私に母はよく「言う事ちゃんと聞いてなかったらポルターガイストみたいになるよ!」と言う嫌がらせをしてきました。それぐらいあんな風にはなりたくなかった。今でも覚えているのはその当時の自分と同じ年齢ぐらいの女の子がクローゼットの中に吸い込まれてしまうシーン。当時クローゼットというものがどんなものなのかすら理解していなかった私は扉全てが怖かった記憶があります。いきなり吸い込まれるんじゃないかと警戒ばかりしていました。見る事をオススメする事はできませんが見て損する事はないと思います
小学生の時に初めて見て、とても怖くて物置に行けなくなった記憶があります。少し古い映画なので、今見るとバレバレなCG技術には苦笑してしまいますが、当時怖かった、暗い場所への恐怖というか、心理描写はやはり当時のまま、今でも怖いです。新興住宅地に引っ越した家族、その住宅地の家を売る仕事をしている父。元々墓地だった場所に墓地を移動して家を建てたことを知ってはいたけれど、遺骨を移動させなかったことは知らずにいます。しかし、そのために起こる怪奇現象の数々。最初は物が移動するだけで家族も面白がっていますが、相次いで起こる怪奇現象にだんだんと不安を募らせ、ついに妹が霊に攫われてしまいます。困った家族は霊能者に頼り、事態の収拾を図るのですが・・・・。シリーズ3作まである作品なのですが、実際にシリーズ通して演者が亡くなるという事件が起こっていて話題になった作品です。怖いけれど、ぜひ見てみてはいかがでしょうか。この感想を読む
ダイアン・フリーリング
霊界にとらわれてしまって声しか聞こえないキャロル・アンと会話をしている母が姿の見えない娘だが、自分の体をすりぬけて通って行った時にした会話。 母親になるまではわからなかったけど、子供の香りがとても心地よく姿が見えなくても香りで子供の存在を理解するって気持ちがわかったから。