バックドラフトの感想一覧
映画「バックドラフト」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
消防士の鏡です。
この映画が公開された事で、このバックドラフトという言葉の意味を知った人はたくさんいたでしょう。映画を観ていない人でさえ、テレビのバラエティー番組で取り上げられていたので、何気に知っていたりするのです(笑)そんな話題を呼んだこの映画、まさしくこのバックドラフトなる現象を逆手にとって殺人事件を起こすストーリーになっているのですが、内容的にはまさにアメリカンヒューマンドラマ的な色の濃い映画です。友情・愛情・親子愛・兄弟愛などなど、感動を与えてくれる要素がてんこ盛りの大作です。それを盛り立てるように音楽がまた素晴らしい曲ばかりです。サントラだけでもいいかも(笑)たぶんこの映画を観て消防士にあこがれた人は少なくないと思います。あなたもふと泣きたいと思ったとき、この映画を見てみましょう。
映像がすごかった
公開当時に内容を何聞かされずに姉の付き添いとして映画館で観た作品です。「バックドラフト」という言葉の意味も知らなかった私は野球の映画かとも思っていたので内容にビックリしたのは勿論の事。映像の凄さに驚きました。スクリーンに映し出される大規模な火災の映像。当たり前ですが今までニュースのスクープ映像等でみてきた火災の映像とはまるで違っていて幼いながらもこれどうやって撮影したんだろうと疑問に思いました。スクリーンから熱まで伝わってきてるんじゃないかと思うぐらい映画館の中が暑く感じたのをよく覚えています。映像が凄すぎて内容をあまり覚えていないのがちょっとおしい所ですよね
てへぺろなウィリアム・ボールドウィンの青春映画。
この映画で締め切った室内での火災もコトと次第によってはすごく危ないんだ、ということを知りました。燃焼には酸素が必要なんですもんね。お話としては、とてもアメリカ的なグローイング・アップ・ストーリーです。やんちゃな弟をウィリアム・ボールドウィンが好演しています。ロバート・デーニーロとドナルド・サザーランドは出ている場面は少ないですが、印象深い重イイ役どころです。やんちゃのせいもそうですが、消防士の話としては、ちょっといろいろはしょられていて、緊迫感はあまりありません。火災のシーンはけっこう迫力ありますが、放火犯罪とか消防士のシビアな現実とかがテーマの作品ではないですね。
アメリカ的ヒロイズムだが、かっこいい
何度も地上波で放送されるなど、いつ観ても、誰が観てもわかりやすい、まさにハリウッドという迫力のある映画です。メインテーマもよく色々な番組のサントラや、吹奏楽の演奏など色々なところで耳にするとおもいます。お話は父親の跡を次いで消防士になった主人公が成長しながら、そして、消防士がからんだ放火事件が発生します。まぁ、この辺は冷静に考えると無理のある感じもしなくはないですが、物語としては気になりません。やはり、見せ場はまるで生き物のように動きまわる火の演出でしょう。バックドラフトの演出は特に今のCG技術全盛の水準で観ても見劣りしない迫力があります。迫力と感動、まさにハリウッドな名作でです。