猫の島の評価
猫の島についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
猫の島の感想
大人になってから良さがわかる作品
アラサー女子の多くは、小花美穂さんの漫画作品を一度は読んだことがあると思います。この「猫の島」は作者が代表作品「こどものおもちゃ」を連載していたときに発表した読み切り作品です。とある島で暮らす幼馴染の草太とまりがいつも浜に流されてくる猫の死体の謎を解こうと大人たちが近づかない「猫の島」に向かうと、そこはかつて毒ガスの実験台にされた猫の呪いで「半猫人」が暮らしている島であることを突き止めます。その島で出会った半猫人の少女「ナオ」との生活を描いた物語です。あとがきによるとこの話はうさぎの島として知られる「青島」を訪れたときにインスピレーションを得て作られたそうです。また、発表後単行本化されるまでに「毒ガス」というものが身近に感じられる事件が起き(はっきりと言及されていませんが、地下鉄サリン事件のことだと思います)、平和な日常の大切を描いていきたいと改めて思った・・・と語られていました。子供...この感想を読む