ザ・フライのあらすじ・作品解説
1986年公開のアメリカのSFホラー映画で1958年の「蠅男の恐怖」のリメイク作品。 監督は「ヴィデオ・ドローム」「デッド・ゾーン」のデヴィッド・クローネンバーグ。 変わり者の科学者セス・ブランドルによる物質転送機”テレポッド”の研究は、取材に来た記者ヴェロニカと出会ったことで、ついに完成する。 が、セス自身を実験台に初の人体の転送を試みた際、1匹のハエが入り込んでいたことに気づかず、遺伝子レベルでハエと融合してしまう…というストーリー。 崩れゆく恋人を必死で擁護する恋愛ものとしても秀逸である。 ハエ人間の特殊メイクは、続編の「ザ・フライ2 二世誕生」では監督をつとめたクリス・ウェイラスで、今作はアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞している。 セスを「ジュラシックパーク」「インデペンデンス・デイ」のジェフ・ゴールドブラム、ヴェロニカを「テルマ&ルイーズ」「ビートルジュース」のジーナ・デイヴィス、彼女の元恋人ステイシスは続編でも登場し、ともにジョン・ゲッツが演じている。
ザ・フライの評価
ザ・フライの感想
この時代のクリーチャーはやっぱりいいな
かなり古い映画なので若い年齢層の方はまったく知らない作品だと思われますが、今でこそB級臭の強い作品ではあるものの、当時ではそれはもう大層な迫力のあるホラー映画として話題をさらったものでした。もちろんクリーチャーの造形だけでなく、そのシナリオの味わい深さも相まって、映画としてもきちんと観れる作品に仕上がっていると思います。ざっくばらんにシナリオを説明すると、ある科学者が物質転移装置(どこでもドア)の開発に成功するものの、自分自身を使って強行した人体実験の結果、転移時に同じケースに入っていた蝿と混ざり合ってしまい徐々に化物へと変容していってしまうという物語。物質転移の仕組みはよくわかりませんが、DNAレベルでの分解・複製・再構築という段階を踏んでいるのでしょうかね?質量的な問題なら、蝿一匹程度は体内に取り込まれこそすれ問題はなさそうですものね。いやまあそんな細かい事を考えてもしょうがないことで...この感想を読む
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