DEADMANのあらすじ・作品解説
ＤＥＡＤＭＡＮは、江川達也の漫画作品である。マンガオールマンにて1998年3号から連載を開始、2000年12号で終了、単行本として全6巻を刊行している。 今作品は、吸血鬼を題材にしており、不老不死の主人公・黒澤龍一が傍観者的に覚めた視点で周囲と関わっていく。 昭和51年の県立麗鵬（らいほう）高等学校入学式にイギリスのグラストンペリー中学から進学した黒髪の男子学生がいた。出身中学を聞いた山本公平は、何かあれば俺に相談しろよと声をかける。クラスの担任は27歳の佐伯理沙で皆に自己紹介を促す。雰囲気があり美しい顔立ちの黒澤龍一の番になると黒澤龍一、趣味は人間観察と話すが、一瞬クラス全体に緊張が走る。その後、ませた会話をして伯爵というあだ名を付けられてしまい微笑む。 森島玲子は、教室の窓から外を見ている黒澤に話しかけるが、周囲の時間の流れが止まっているように感じた。黒澤の学力テストは500満点、コツを聞く山本にテストを作る教師のレベルを見切るだけとにべもなく応え、それを耳にした佐伯は複雑な表情をするのだが、ふと黒澤が詩を謳った時、一瞬頭のなかにある光景が浮かび、驚くのだった。
