僕の初恋をキミに捧ぐのあらすじ・作品解説
「僕の初恋をキミに捧ぐ」は2005年17号から2008年15号まで少女コミック(小学館)で掲載された、青木美琴による作品である。コミックスは全12巻、ファンブック1巻であり発行部数750万部突破の人気作品となっている。 「僕は妹に恋をする」のスピンオフ作品で、主人公は幼い頃から心臓病で苦しむ逞(たくま)と繭(まゆ)の物語。入退院を繰り返す逞と逞の主治医の娘である繭は次第に惹かれ合い、8歳の時に結婚の約束を交わすが、中学生になる逞は自分が20歳まで生きられないことを知り、繭を幸せにできないと離れていく。それでも、逞を思い続ける繭。そんな2人の前に現れるライバル、病状の悪化、親の反対などの苦難。2人の成長と2人を取り巻く友人たちとの関係を描いた切ないラブストーリー。 2007年に小学館漫画賞受賞少女向け部門を受賞し、原作単行本の他、ドラマ化CDやデジタルコミックDVDが発売され、2009年には実写映画化された。
僕の初恋をキミに捧ぐの評価
僕の初恋をキミに捧ぐの感想
どこにも気持ちの行き場がない苦しみの漫画
残酷な運命を前に正直にはなれないとにかく、この漫画は悲しさばかり。嬉しさは本当に少なくて、それがちょっと出てきただけで感動はするんだけど、トータルで苦しさが勝ってしまう。そんな物語である。逞には病気がある。重い心臓病で、小さなころから入退院を繰り返してきた。入院していても、主治医の娘である繭がそばにいてくれて、いつも遊んでくれた。病気は治るって先生は言っていたし、がんばってお注射も我慢して、病気を治して繭と結婚したい。それだけを願っていた。こういう病気が絡んだ漫画は本当にやりきれないというか、誰のせいにもできないものだと思う。本来は。だけど、この作品の中では、逞が20歳まで生きることはできないということを、安易に伝えてしまった修学旅行先の医者、そして主治医でありながら、簡単に嘘をついてしまった医者、逞への申し訳なさ・自分たちの失敗であるかのように感じてしまった両親たちなど、たくさんの人の...この感想を読む
感動する涙じゃなくただただつらい涙が出る物語
逞の気持ち逞には重い心臓病がある。それでも子どもの頃は、大好きな繭とずっと一緒にいられると信じて疑わなかった。退院して、大人になって、繭と結婚する。子どもながらに約束して、それはきっと叶うと思ってた…この物語、本当に涙が出ます。苦しく、そして重いお話です。ただ、最後にきっと希望があると信じて最後まで読み進めましたね。逞が20歳まで生きられない。それを知ってしまったときの知り方が本当に残酷だった。もちろんね、いいお医者さんだっているんだよ。だけど、あんな言い方ってありえます?医療の世界では死も常に隣り合わせ。感覚の麻痺した医療人ってたくさんいます。宣告されているかどうかってちゃんと確認しろよ…!!漫画だから許されるのかもしれないけど、リアルだったら大問題です…。まだ12歳だよ?僕は死ぬんだ。だから、繭が泣かないように離れたい。そうして全寮制の中学校へ受験することを決めた逞。両親にとってすれば...この感想を読む
タクマ…
2巻でタクマは、自分自身が病気が原因で20歳まで生きる事が出来ないという事実を、お医者さんによって予想外の状況で知ってしまいます。このお医者さんがかなり空気が読めないというか、心無い人で、これはかわいそうでした。タクマはその事でとても悩み、悩んだ結果、繭から離れようと、全寮制の名門校を受験します。でも、繭も同じ高校を、タクマを追いかけて受験するんです。 そして入学式、タクマは金髪ピアスで登校します。そして、繭のことがすきだからこそ、長く生きられない自分から繭を遠ざけるために、繭にそっけなくしたり、冷たくあたる・・・というのが今回の内容でした。このマンガも映画になりましたが、個人的にこの配役はとてもすきでした。
僕の初恋をキミに捧ぐの登場キャラクター
神尾耕太郎
よみがな:かみおこうたろう 生年月日:4月12日 血液型:AB型 身長:184cm 体重:70kg 星座:おひつじ座 性別:男 所属:生徒会会計 弓道部 家族構成:両親と姉 性格:謎が多い
生田成美
よみがな:いくた なるみ 生年月日:11月25日 年齢(作品時):中学~高校生 血液型:B型 身長:167cm 体重:54kg 星座:いて座 性別:明るい 国籍:日本 所属:生徒会副会長 サッカー部
鈴谷昂
よみがな:すずやこう 生年月日:5月5日 血液型:O型 身長:177㎝ 体重:69㎏ 星座:おうし座 性別:男 国籍:日本 所属:テニス部 家族構成:母と弟