妖怪のお医者さんのあらすじ・作品解説
妖怪のお医者さんは、2007年から2008年に週刊少年マガジンで第1部の連載を経た後、2008年から2011年に第2部がマガジンSPECIALで掲載された。作者は、佐藤友生で単行本は全15巻が発売されており累計発売部数100万部を超える人気作品である。 主人公は高校生の護国寺黒郎(ごこくじくろう)。研究者の両親が濡れ女の卵を盗んで殺されるが、胎児であった彼は濡れ女に育てられ、半分は妖怪の世界で生きていく。白澤という医療の神の弟子となり、妖怪の治療のための医療と同時に妖怪との戦い方を教えられる。人界での修行のため、彼は人間の高校へ通うが、そこで妖怪が見える春日琴子に出会い2人は傷ついた妖怪を助けるようになる。しかし、黒郎は妖界では賞金首のため2人と友人たちを襲ってくる妖怪達とも戦うことになる。妖怪と人間との心温まる関係と、強大な妖怪の力を描く激しいバトルシーンの両方を楽しむことができる作品となっている。
妖怪のお医者さんの評価
妖怪のお医者さんの感想
子ども向けだけどテンポが良くてすらすら読める少年漫画
絵が実は秀逸だったタイトルが「妖怪」ってなっていたので、まぁこの地味な男の子が実はすごい能力を持っていて、医者としてどんどん覚醒していくんだろうってことは推測できました。それがまさかヒロインである琴子とこんな形で戦うことになろうとは。驚きつつもおもしろい展開でした。はじめはギャグ要素強めかなーと思いきや、徐々にシリアスな展開も入ってきます。徐々に絵も変わってきたなーと思っていたのですが、読み返してみると実はところどころしっかりと綺麗な表情のクロが登場していて、はじめから絵はうまかったんだ…!と気づかされます。戦闘シーンが多くなってくるとどことなくイラストが雑になってる感が出てきやすいものですが、そういうこともなく描き切られていたなーと思いますね。妖怪たちに関しては、他の妖怪ものを扱った作品に出てくるキャラと結構かぶっていましたが、1つ1つキャラが確立されていて、どちらかというと人間に近い...この感想を読む
チチ好き過ぎ主人公
妖怪のお医者さんって、なかなか斬新かも。退治とはお祓いとか、そういうどっちかが”悪”な存在っていう感じで話が進むのって結構あるけど、コレは全然違いました。何よりも細かいキャラの顔とかがすっごく可愛い☆主人公もどきの、春日琴子をはじめ本当の主人公・護国寺黒郎とかも、とにかく美形です。道を聞こうとして、おっぱい口走るのは微妙だけど(笑)この中に出てくるそれぞれの妖怪は、さすがにほとんどは”カワイイ”とは程遠い奴らばかりだけど後半で出てくるツチコロビの施術後とか、鬼っ子・天邪鬼とかはストーリーも含めて可愛くてホッコリしちゃいます。何より一番怖いのは、妖怪なんかじゃなく人間なのかもって考えさせられる部分もあって、不思議なお話でした。
妖怪のお医者さんの登場キャラクター
キューカン坊
よみがな:きゅーかんぼう 特徴:変化妖怪。白く丸い物体で、黒郎の周囲を常に漂っている。 好きな食べ物:きゅうり 人間の言葉を:発することはないが、理解はしている。 黒郎の:相棒 色々なものに:化けることができる 化けられるものは:メス・ハサミ・妖怪網・ブラジャーなど 中には:妖怪用の治療道具が入ってい...
桐生蒼汰
よみがな:きりゅうそうた 性別:男 特徴:「一番に愛されたい」という願望から、一番強くなろうとしていた。 楠石の:弟 体が:弱い 片車輪に:襲われ、長い間眠っていた 隠れ:陰陽師 能力は:黒郎の隠された力を一瞬で見破るほど。 桐生家の:三男 目覚めた後は:蟲術により最強の妖怪を作るため、黒郎たちを襲っている
山野サトリ
よみがな:やまのさとり 性別:女 所属:高校 特徴:少女。心を読むことができる。驚異的な集中力を持つ。 髪色:水色 髪型:ショートボブヘア 正体は:妖怪の「覚」 五行の属性は:「金」 黒郎の:学校の生徒 覚としては:不完全で相手に触れないと心を覚ることができない