ヤスミーンのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,136件

ヤスミーン

3.503.50
画力
5.00
ストーリー
2.75
キャラクター
3.50
設定
3.75
演出
3.25
感想数
2
読んだ人
2

ヤスミーンの評価

総合評価
3.503.50
(2件)
画力
5.005.00
ストーリー
2.752.75
キャラクター
3.503.50
設定
3.753.75
演出
3.253.25

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ヤスミーンの感想

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ライオンに勝っても弱肉強食は終わらない

細部まで描かれた絵を楽しむ様々な動物たちが生きる世界。動物たちの絵は本当にきれいで、表紙なんか特に秀逸。う…うまい。肝心の中身でも、動物たちの見事の筋肉が描かれ、異様に細かな血しぶきと内臓の様子を観察できる。常に緊張感があり、食べられるかもしれない恐怖に悩まされながら、それでも勇気を振り絞って闘いに挑むトムソンガゼルのブエナがいる。弱肉強食のたった一つの頂点に君臨するライオンにより、あらゆる動物が好き放題に喰われていた。それは草食動物に限らず、肉食であっても弱き赤子であれば容赦なく喰われる厳しいもの。そのうえ、ライオンたちは自分たちを「美食家」と呼び、生きていくのに必要な分だけ食べるのではなく、おいしい部分・おいしい種類をとにかく食べようとする。そのイカれた思考は理解しがたく、まずい種族は食べる価値はないと豪語する。まったくもって人間らしいライオンだよね。っていうか、人間をライオンに例...この感想を読む

3.53.5
  • kiokutokiokuto
  • 213view
  • 3028文字
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弱肉強食は難しいテーマ

美しすぎる動物たちこれは動物たちの物語。王族として君臨するライオンの一族。弱肉強食の頂点に立ち、好き放題に草食動物を食べる毎日。しかしいつしかライオンはただ食べることに飽き、自分たちがおいしいと思う肉だけを食べるようになった。そのため、トムソンガゼル族はその不味い体がゆえにライオンに食べられることなく、奴隷として雑用をこなすことで生きながらえる道を選ぶことになった…奴隷として働く代わりに、生きることが保証される王族の管轄する国。そして一歩そこを出れば自由と引き換えに保証された安全を失うことになる。それでも、王族の奴らの言いなりになって、自分たちが自由に生きられないなんて、そんなの絶対認めたくない…!トムソンガゼル族のブエナは立ち上がります。王族を倒してやる…!この物語のいいところは、やっぱり絵のうまさかなーと思います。動物たちの表情、筋肉質な肉体、内臓の飛び出具合…こまかいところまで丁...この感想を読む

3.53.5
  • betrayerbetrayer
  • 413view
  • 3022文字

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