長生きするだけがしあわせかどうか だれにもわからないよ 自然に生きて自然に死ぬのがいちばんいいような気がするよ わしは……死ぬべきときに死ねなかった人間はみじめなもんだよ……
火星の酒場の主人
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銀河鉄道999は松本零士による作品で、「少年キング」(少年画報社)で1977年から1981年まで掲載されていた。 銀河を走る鉄道にのって旅に出た主人公星野鉄郎と謎の美女メーテルが行く先々の惑星で出会うエピソードを描くSF作品である。作者はこの作品で1977年度の第23回小学館漫画大賞を受賞した。「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」とともに作者のSF漫画代表作となっている。 1978年にはフジテレビ系列でアニメ化され、最高視聴率22.8%を記録したヒット作である。2014年には作者の画業60周年を記念した豪華ブルーレイBOXが発売された。またこの作品は4本の劇場アニメ化に加え、ラジオドラマ化、小説化、ゲーム化、ミュージカル化など様々なメディアされている。数々のスピンオフ作品も発表された。 本作は鉄道がモチーフとなっているためこれに関連し、各鉄道会社にてイベント列車やラッピング列車も運行された。
漫画媒体にふさわしい夢溢れるストーリー宮沢賢治氏の銀河鉄道の夜のオマージュとも言える、鉄道で宇宙を旅するという夢のような展開のみでなく、その旅には謎の美女が同伴していて、旅先で色々な出来事に遭遇する。まさしく連載漫画にふさわしい一話完結型のSFだと言える。この作品が古い作品なのにも関わらず、メーテルや鉄郎のキャラクターが愛され、現在でも食品やイベント、各種企業とのコラボレーションがされるほど人気があるのは、老若男女を超えた憧れや夢を、こんなに漫画という媒体で叶えた作品が珍しいからだと言える。これだけ人気があるのに実写化されないのは、いくらCG技術が優れた現代といえ、この作品は漫画という媒体だからこそ「夢」が息づいているからだろう。人間が演じることは不可能と言われているメーテルという存在が、何よりそれを証明している。あり得ないことが起こる楽しさ一話完結物の作品でも、ある程度現実世界というカテ...この感想を読む
火星の酒場の主人
鉄郎の定期を盗もうとしたゼロニモという機械化人を正当防衛で倒してしまい、ゼロニモが居酒屋の主人の娘の彼氏であったために落ち込む鉄郎。その鉄郎を励ますように主人が言ったセリフ。