OL進化論のあらすじ・作品解説
OL進化論は、女性漫画家の秋月りすにより1989年に週刊漫画誌モーニングに連載が開始されはじめた4コマ漫画である。2015年時点で単行本は36巻まで発売されている。2013年には連載1111回を記念して、モーニングの巻頭カラーを飾った。また、2004年には第8回「手塚治文化賞短編賞」を受賞している。 主に会社や日常生活を中心として起こるさまざまなエピソードを、普通のOLやサラリーマンの目線を通して面白おかしくほのぼのと描き出している。当初主人公だった「美奈子さん」などを中心にレギュラーキャラクターはいるものの、一話ごとにさまざまなキャラクターが登場する。バブル景気の時代に連載の始まった本作品は、時代の経過とともに経費削減や日常の節約ネタなどを取り入れるなど常に日常目線を崩さず、OLやサラリーマン、主婦などから多くの支持と共感を得る安定した人気の高い作品である。 2001年から2002年にかけては、この作品のスピンオフ作品が週刊誌イブニング上で連載されていた。
OL進化論の評価
OL進化論の感想
長寿4コママンガ
秋月りす先生によるいわゆる会社員の日常を描いた四コママンガです。大爆笑するようなネタはほとんどないものの、全編を通して一定以上のクオリティを誇り四コママンガで30巻を超えるような作品であれば長寿といって過言ではないでしょう。またはじめの方の巻でも絵柄は若干見劣りはするものの、四コマの質としてはやはり一定以上のクオリティを保っておりこれだけ長い間面白い四コマを描き続けることが出来るというのは素晴らしいと思います。ただ…若い頃からこの作品を読んでいるのですが、長く続いているということはそれだけ年数が経っているということでもあります。OL進化論の定番のネタで「35歳で独身で」というものがあるのですが、私も年齢的にこのネタが笑いにくくなってきているのが怖ろしいです。