戦勇。のあらすじ・作品解説
戦勇。は駄目勇者『アルバ』と優秀だがドSの戦士『ロス』を中心として繰り広げる一話5分程度のギャグアニメである。 ある日突然世界に穴が開いた。そしてそこからは数多のモンスターが現れた。「これは千年前、勇者クレアシオンによって封印された魔王ルキメデスが復活したに違いない。」そう判断した国王は勇者の子孫(と思われる人達)を魔王討伐に向かわせることにした。その数75人である。 このアニメはその勇者の一人のアルバが勇者なのに戦わず、周りのボケにひたすらツッこんでいくアニメである。 主な登場人物は前述のアルバと、ドS戦士ロス、そしてひょんなことから二人と魔族封印の旅をすることになる『三代目魔王ルキメデス』である。彼女によると間違って魔族召喚用のツボでポップコーンを作ってしまったらしくそれはもうポップコーンのように魔族やモンスターが人間界に湧き出てしまったという。事情を聞いたアルバとロスは彼女とともに世界に影響を及ぼし兼ねない『12人の魔族』を封印するための旅を始める。
戦勇。の評価
戦勇。の感想
不幸な主人公が笑える要素
短編ギャグアニメ展開の早さは、ギャグアニメならではなものだと思います。早いだけではなく、ネタにテンポを感じられます。だから、短いアニメ本編において、不思議な心地よさがあります。適当に制作しているように感じられますが、テンポを感じられるということは、計算の元に、笑わせるネタが配置され、緻密に制作されていることが伺えることです。アニメ本編からは、有名ゲームコンテンツである「ドラゴンクエスト」の世界観を強く感じられます。ただ、物語として真面目に冒険するつもりはないようで、全編を通して、主人公たちの移動した距離は短いように思えます。ほとんど、刑務所や牢屋の中が、舞台になっているように思えます。また、展開が早い為、落ち着いてみていると展開やネタを見落としてしまうことがあります。アニメ本編を観るのに、集中力を要するアニメ作品なのは間違いないです。せっかく笑わせようとしているネタを見落としてしまった...この感想を読む