華ヤカ哉､我ガ一族キネトグラフのあらすじ/作品解説

華ヤカ哉､我ガ一族キネトグラフのあらすじ・作品解説

華ヤカ哉､我ガ一族キネトグラフは2012年12月に前編、2013年3月に後編が発売されたOVAである。アイデアファクトリー(オトメイト)から2010年に発売した、PlayStatioPotable専用ソフト『華ヤカ哉､我ガ一族』が原作のアニメである。大正時代、貧しい家に生まれた『浅井はる』は父親が病気で倒れたため、働いていた工場を辞める。日本を代表する大財閥『宮ノ杜』家の使用人として働く事になり、家には腹違いの6人兄弟が住んでいた。兄弟からの冷たい態度や仕打ちに耐えながらも一生懸命働く『はる』だったが、一族の後継者争いに巻き込まれてしまう。次々に起こる困難に、持ち前の明るさで立ち向かっていく『はる』の姿を描いたアニメである。『最遊記外伝』などを手掛けた葛谷直行がゲーム同様、監督を務める。ゲーム『華ヤカ哉､我ガ一族』は、2011年ファンディスク『キネマモザイク』、2013年『黄昏ポラウスタ』が発売されている。

華ヤカ哉､我ガ一族キネトグラフの評価

総合評価: 5.005.00; (1件)

映像: 5.005.00

ストーリー: 5.005.00

キャラクター: 5.005.00

声優: 5.005.00

音楽: 5.005.00

評価分布をもっと見る

華ヤカ哉､我ガ一族キネトグラフの感想

投稿する

実は主人公と宮ノ杜兄弟との対立構造ではない！

主人公の人物像当作品の主人公は、驚くほど特徴のない人物像といえるのではないでしょうか。体型やスタイルを強調する外見でもなければ、髪の色も黒く、極めてナチュナルな存在です。どちらかというと、目立つ派手な外見というより、地味さが強調されたキャラクターデザインが成されているのです。しかし、制作された背景を考えてみれば、それも当然だと考えることができます。当ＯＶＡ作品は、女性向けの恋愛シュミレーションゲームを題材として、ＯＶＡ化されたものです。よって、意図的に、主人公に特徴を設けずにプレイする女性ユーザーが感情移入しやすい脚本になっているのだと考えると自然なのです。現にゲームにおいては、主人公「はな」の存在を、ユーザーの好きな名前に設定できるようです。主人公に、自分自身の名前を当てはめることで、自分自身がゲームの主人公になれるような仕掛け作りがされているのです。流石に当ＯＶＡ作品では、自分自身...この感想を読む

5.05.0