ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜の評価
ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にアニメを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜の感想
不死の苦痛
不老不死というのは果たして人類が追い求める永遠の望みなのだろうか。永遠に生き続けることに意義はあるのだろうか。人が生きている上で味わう全ての苦しみを永遠に味わうなど私には到底無理な考えである。この作品で描かれているのは「不死」の悲しみとそれを求めるあさましい人間の醜悪な部分も鮮明に描かれている。八百比丘尼の血を引き、瞬時に傷が治るためその能力を強欲な人間たちから狙われ続ける姉を助けるため、ルパンに弟子入りを懇願する少女・真紀。血は繋がってはいないが作中では彼女たちの絆が描かれているのがよくわかる。今回のお宝は「八百比丘尼」自身。ミイラ化もせず、800年前から変わらない姿で眠り続ける彼女を巡って様々な謀略や虐殺が繰り広げられてきた。ルパンも結構な大けがを負うほどの出来事であった。中でも敵である氷室は相当な極悪人で強欲な人物であった。石田彰氏の怪演と相まって、相当な不気味さと卑劣さを現して...この感想を読む