コイ☆セントのあらすじ・作品解説
コイ☆セントは2011年2月25日に『平城遷都1300年記念作品』として発売されたOVA作品である。監督は『東京喰種トーキョーグール』、『SHORT PEACE』などを手掛けた森田修平で、アニメーションは『FREEDOM』などを手掛けた『サンライズ・荻窪スタジオ』が制作している。 主要声優キャストには主人公のシンイチ役を小野賢章、トト役を寿美菜子、白いシカ役を山口勝平が演じ、その他には 磯辺万沙子、稲田徹、子安武人らがキャストとして参加している。 物語は西暦2710年の奈良を舞台に、修学旅行で訪れた主人公の高校生・シンイチが、少女トトや白いシカと出会い奇妙な事件に巻き込まれる姿を描いている。 なお同作のオープニングテーマとエンディングテーマはどちらもトト役の寿美菜子が担当しており、オープニングは作詞Satomi、作曲・編曲が増田武史による「metamorphose」、エンディングは作詞は田中琴乃、作曲・編曲は渡辺拓也による「Startline」である。
コイ☆セントの評価
コイ☆セントの感想
日本の歴史を詰め込んだ作品
制作された背景当作品は、平城遷都1300年記念を祝うものとして制作された背景があります。しかし、アニメ自体のクオリティーは雑であるように感じられるのです。ただ、よく観察してみると、一般的なアニメ作品と、手間がかけられている箇所が違うことに気付くことができます。まずは、登場人物はCGアニメーションで描かれ、比較的に、手間をかけられていないと考えられるのです。映像の中で動きがあり、目立つのは、やはり登場人物の存在なのです。そのことから、アニメ作品のクオリティーとしては雑であること感じさせるのです。しかし、一般的なアニメ作品と違うところに注力されていることに気付くことができました。それは、場面の背景となっている建物や景色です。前述しているように、平城遷都1300年記念として制作されているので、平城京があった奈良という場所を強調したかったのだと考えられます。制作された背景や意図を、制作スタッフの作...この感想を読む
隠れた名作発見
「コイ☆セント」恋せんとって事で。ダブルミーニングじゃなくてチリプルミーニングなタイトルのオリジナルアニメーション映画です。遷都された未来の奈良のストーリーだったんで正直想像していた学園いちゃいちゃラボコメディーと全く違っていい意味で期待を見事に裏切られてしまいました。しかもスタジオジブリに負けず劣らずな映像クオリティと作画ばりで、ただたった30分しかないんですよ。それなのにまるで映画一本分くらいのボリュームというか展開が繰り広げられて、ドラマ、コメディー、アクション、バトルも入っていて驚かされました。街おこし的な意味を持ったアニメ作品だったんでしょうかねえ。でもそういうことを考えなくても十二分に面白かったです。ここまでのクオリティでやってくれるのならですね。音楽もジャパニーズテイストがふんだんに盛り込まれていて高級感がありました遷都2000年祭実行委員会という時代に特化した企画だったよう...この感想を読む