サラリーマン祓魔師 奥村雪男の哀愁の評価
サラリーマン祓魔師 奥村雪男の哀愁の感想
青エクファンの心をわしづかむおもしろさ
キャラクターの個性出まくっている一言感想を言うなら、おもしろい。本編である「青の祓魔師」を楽しんでいるだけに、すべてがおいしい。最近ではもうシリアスな展開が多いだけに、ハマったら抜け出せないときめきすらあります。タイトルは奥村雪男の哀愁ですが、祓魔塾のみんなの哀愁がぎゅっと詰まっています。加藤和恵先生と佐々木ミノル先生のタッグによる作品で、ギャグのセンスは佐々木ミノル先生によるもの。いつものメンバーの、本当にあったかもしれない出来事・無駄に完成度の高いギャグ漫画として人気を博していますね。メインの主人公は奥村雪男。イケメンで秀才、物語の中でも燐とともに主軸をなす悪魔の双子の弟。普段は優しく冷静沈着、最近では自分に棲み付いているかもしれない悪魔の恐怖におびえながら一人で抱え込んで立ち向かおうとしている…そんな弱虫メガネですね。本編でもちょいちょい雪男のいい感じのずれ具合が出ていましたが、...この感想を読む
ファンとしては相当嬉しい内容
一人ひとりのいいところがよく出ている「青の祓魔師」を本編から満喫している者にとって、このスピンオフ的な作品はかなりツボに当たる。本編では物語のかなり大事な部分に直面していて、かなりシリアスな展開。ほっと一息ついて、彼らの和やかに日常を楽しめるこのギャグマンガは最高だ。奥村雪男の哀愁ということで、雪男の日ごろの苦労などを楽しめる。彼は相当な努力をして自分をつくっているのだ。そしてそれは他のメンバーも同じで。それぞれの哀愁が秀逸で、本当に女の人が描いてるの?と不思議になるくらいの仕上がりだ。ギャグのセンスの部分では、加藤和恵さんではなくて佐々木ミノルさんが担当しているようだが、その過程で悩んだところや、工夫されたところを巻末で紹介してくれているので、裏話も楽しいだろう。もちろん、主人公は雪男。燐の双子の弟で、悪魔の力を受け継がなかったと言われているカタワレだ。本編は、やっぱり燐がヒーローで...この感想を読む