機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者の感想一覧
アニメ「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
カミーユの理解は難しいが、一作目としては上出来
新訳? なんじゃそりゃ? 2005年上映された本作、劇場版三部作の初回であり、新訳:A New Translationという聞きなれない言葉も興味をそそり、興行成績もまあまあ、と聞いている。二作目、三作目と順を追って売り上げが落ちていくのは後で語りたい。とにかく、後につなげることが最優先のトップバッターとしてはまずまずの出来だった、と私は評価する。以下細かく分析する。 相変わらず意味不明なカミーユ新訳になっても相変わらず狂犬である。今回の劇場版ではカミーユは穏便な性格に変更した、という情報があったが、自分をいたぶったMPに恨みを晴らすためにガンダムMK-Ⅱに乗るというシチュエーションは健在だ。人間に向かってバルカンを打つ主人公が穏便かというと、世の中の標準ではおそらくそうではないだろう。ましてその光景を見て満足そうに高笑いする主人公、これを穏便と考える富野由悠季はやはり普通の神経ではな...この感想を読む
あのZガンダムがリメイク
なんとあの有名なZガンダムがなんと劇場版でリメイクされました。とにかく素晴らしい事になっています。グラフィックは全て最新版に変更されており、全50巻あるZガンダムをなんと二部構成で凄く丁寧にまとめてあるのです。Zガンダムは特にガンダムの中でも一番重要な話の内容なので是非、このリメイク版で楽しんでほしいです。今のグラフィックでも全く違和感がないので、まるで今から始まっているような感覚にさせてくれます。まさに新生です。何よりも愛の話題はがつよいガンダムなので、是非人の愛を知ってほしいです。Zガンダムが素晴らしい形でよみがえります。人の想いを知る事が出来ます。
手抜き作品
Zガンダムの劇場版第1作目。ストーリー的にはTVシリーズの第1話「黒いガンダム」から第14話「アムロ再び」までとなっている。作画は基本的にTVシリーズの使い回しで、所々新規カットが入るという形。なので、シーンによって突然変わる作画レベルにかなりの違和感がある。製作期間は十分にあったのだから、全編新規作画にするということはできなかったのか。だいぶ手抜きな部分を感じてしまう。声優も一部のキャラで変更があり、聴いていて違和感が拭えなかった。当時の声優が引退をしていたりすでに鬼籍に入られているのであれば仕方ないが、現役で活動をしているのに変更というのはやはりファンには受け入れがたいものがあった。
全編新規作画で見たかった
「あのゼータガンダムが、富野監督自身によってリメイクされる」という謳い文句で、思わずチェックしてしまった作品です。もともと何十話もあるアニメ原作を、三部作とはいえ90分程度の尺に再編集しているのですから、ストーリーは急転直下します。原作を見ている人にはいいのでしょうが、初めて劇場で見た人には思わず同情をしてしまうほどです。現代の作画水準で描かれたモビルスーツ戦は迫力たっぷりで、原作ファンには涙ものの仕上がり。あとはキャラデザが新規作画パートと、旧作を使用したパートでコロコロと変わらなければ、言うことはないのですが。それにしてもロザミアがいった「「とどめを受けろ!」って台詞、正しい日本語に思えないのですがどうでしょうか。