機動戦士ガンダム F91の感想一覧
アニメ「機動戦士ガンダム F91」についての感想が6件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
美し過ぎるフォルム
外観と武装について歴代ガンダムの中で、最も美しいフォルムのガンダムではないでしょうか。あくまで私の主観なのかもしれませんが(笑カッコ良く魅せる工夫が随所に隠れてる気がします。工夫ではないのかもしれませんが、ガンダムといえば合体・変形機構がこれまでのシリーズでは欠かせない要素だったと思います。まずは、初期ガンダムはコアファイターと上半身・下半身が合体します。そして、Zガンダムは、ウェブライダーという飛行・移動特化の形態に変形します。さらに、ZZガンダムは合体と変形の要素を兼ね備え、シリーズそれまでのガンダムでもっとも火力と機構に恵まれたガンダムといえるでしょうね。劇場版ガンダムでいえば、比較対象はν(ニュー)ガンダムでしょうか。確かに、ν(ニュー)ガンダムは変形・合体機構を備えていません。サイコフレームの技術を採用され、ニュータイプ専用の武装であるファンネルを搭載した、初のガンダムといえるでしょ...この感想を読む
あのガンダムF91がブルーレイに
本作品はガンダムの外伝的ストーリーになるのですが、シーブックアノーによる恋愛的ガンダムになります。コロニーを守るためにF91に搭乗したシーブックが大きな戦争に巻き込まれていくというインパクトがある展開が待っています。ここまでインパクトがある展開はガンダムでは初めてだと思います。そんな歴史的な純愛ガンダムストーリーが今始まります。ザビ家の皇女であるサラがシーブックと何とか一緒になりたいと思って行動するシーンは凄く見所があります。ここまで見所があると時間を忘れてみてしまいそうです。それくらい大人気の作品になっています。この作品なくして、ガンダムは語れないと思います。
初めて見たガンダム
私がガンダムシリーズにハマるきっかけとなった作品なので非常に印象に強く残っていますF91の主人公であるシーブックは他のガンダムシリーズの主人公と比べると良くも悪くもアクの少ない性格をしていて、かえってガンダムシリーズを初めてみた当時の私にはそれがよかったのでしょうしかしながらそのアクの少なさ故か一般的にF91の評価は高評価が多いものの、地味な印象を持つ人が少なくないようです確かに地味なのは否めないのですが、それでもラストのカロッゾとの戦いで見せた「質量のある残像」は初めてガンダムを見た私に強い印象を与えることとなりましたスーパーロボット大戦などのゲームにおいてもF91が参戦しているときには積極的にF91とシーブックを使うようにしています
個人的にお気に入りの作品
逆襲のシャアで一旦区切りがついた宇宙世紀の新たなガンダムシリーズとして生まれた平成初の劇場版オリジナルストーリーで描かれている今作は個人的にお気に入りの作品です。見所は非常に人や家族との繋がりが多く意識されている作品であって、戦争があっての繋がりではなく、繋がりがあっての戦争なので今までのガンダムシリーズとは違った雰囲気が味わえます。今作はテレビシリーズとして企画されていた物が冒頭部分だけを劇場版として制作して、続編をテレビシーズとして制作する予定だったのに、色々な事情でテレビシリーズの企画が無くなってしまったために、何か物足りない感じに終わってしまったのが非常に心残りです。
とても見やすい作品です
戦闘シーンの作画や音楽がとても素晴らしく、多くの人にお勧めできる作品です。主人公が歴代主人公の中で一番常識人といわれている人であったり、これまでのような超能力のような力でビームをはじいたりといったことはないので、誰でも親しみやすく、分かりやすい作品になっていると思います。ただ、ストーリーはもともとアニメで1クールか2クールやる予定だった作品を映画にしたということであって、少々詰め込みすぎといった内容。展開が早くどんどんいろんな人物が登場してくるので最初は大変かもしれません。でもストーリーに多少目をつぶれば綺麗な作画と名曲揃いのBGMでとても見やすい作品に仕上がっていると思います。
ストーリーはやや弱い
宇宙世紀作品ではあるが、アムロたちの時代からはだいぶ後年になるのでほぼ無関係ともいえるかもしれない。主人公であるシーブックはガンダムシリーズの主人公としては珍しく常識人で、好感がもてる。ストーリーとしては敵方のお姫様と恋仲になるというロミオとジュリエット的なものであるため、どこかで見たような展開は少しインパクトに欠けるかもしれない。もっとも、ラストシーンのシーブックが宇宙を彷徨うセシリーを見つけ出すシーンはそれまでの微妙な雰囲気を一気に吹き飛ばしてくれる素晴らしいものではあるが。エンディング曲はZガンダムの後期OP曲を歌っていたことでもお馴染みな、森口博子。当時はバラドルの印象が強かったが、なかなかどうして歌唱力も高く作品をしっかりと締めてくれている。