となりのトトロの感想一覧
映画「となりのトトロ」についての感想が5件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
我慢強く子供らしくないサツキと子供を助けるトトロの存在
完璧過ぎる姉サツキの苦悩、母への思い私はこの作品が大好きです。幼い頃に初めて見てからトトロのあの存在感に圧倒され大人になった今も大ファンです。ぬいぐるみやグッズも沢山販売されていて、トトロ大好きの私には嬉しいことです。しかし、私が1番好きなのは、《となりのトトロ》の映像です。キャラクターももちろん大好きですが、木々の景色や畑の広がった景色、新鮮な野菜、水の綺麗な色、見上げるほどの大きな木。自然が沢山描かれていて見惚れてしまいました。そのうえ、サツキたちが引っ越してきた先の古びた家の柱をサツキとメイが一緒に抑え合う場面は、子供からすると、ドキっとしました。家が倒れてしまうのかなとドキドキして、息を飲んでいました。細いサツキの手でそっと柱を抑えます。サツキがとても可愛く見えました。しっかり者の姉サツキは、まだ幼いメイのことをとても良く面倒をみています。お母さんが入院しているせいか、強がるとこ...この感想を読む
やさしさに満ちた世界
1988年に公開されたジブリ作品。昭和30年代日本を舞台にした、トトロと、姉妹であるサツキとメイのファンタジックな物語。この作品の見どころはたくさんあるが、特に優れているのが、子どもたちの描写だ。サツキの生き生きとした動き、メイの幼い歩き方(階段を片足ずつ上るところが、かわいい)、細かいところまでこだわって制作されていることがわかる。新しい家に越してきたシーンでのドタバタぶりも、楽しく、またかわいらしい。廊下を走り、家中を探検。子どものわくわくした心情がよく表現されているといえる。そして、明るくかわいい子ども…で終わらないところがリアルであり、また説得力があり、物語を深くしている。入院中の母親を想う二人の不安感、恐怖感は、セリフがないシーンでもとても伝わってくる。宮崎監督の天才的センス、感性を感じずにはいられない。そんな不安を抱えている二人を助けてくれる存在も忘れてはいけない。サツキの同...この感想を読む
トトロの世界を堪能したい
金曜ロードショーで放送される度に必ず見てしまいます。メイもサツキもいつ見てもかわいくていいんです。今でも「とうもろこし」を見ると、心の中では「とうもころし」と思うし、家庭菜園を見ると、サツキたちが庭の花壇で踊った光景を思い出しながら、早く芽が出ればいいのにな、と考えます。ふかふかの猫バスに乗ってみたいし、まっくろくろすけを追いかけてみたいし、トトロのお腹にも乗ってみたい。大人にも夢をくれて、ほっこりした気持ちになれて、何度もみたくなる魅力はさすがジブリ。期間限定ではあったけれど、三鷹の森美術館では大人も乗れる猫バスが展示されていました。
トトロや猫バスが本当に居たら素敵だなぉとよく空想していた
こんなに懐かしくて、こんなに子供らしい気持ちにしてくれる映画はこれしかないと思います。始めて観た時から、何故こんなに懐かしいんだろうと子供心に不思議でしたが、大人になって観てもやっぱり懐かしさが込み上げてくる作品です。不思議な世界のはずなのに、お母さんを想う気持ち、家族を想う気持ちにジーンときてしまいます。微笑ましいシーンもたくさんあって、メイとサツキが可愛くて、周りのみんながあったかくて良い映画です。トトロと雨の中バスを待つところが一番好きです。何だか哀愁があって、笑ってしまいます。素敵な物語の最後に猫バスに乗れたのが良かったなぁと思いました。
大好きすぎる!!!
大好きな作品!子供の頃は全部のセリフを覚えちゃうくらい見てました。キャラクターがみんな素晴らしい!わがまま甘えん坊のメイ。しっかりもののサツキ。優しく気丈なおばあちゃん。素直じゃないカンタ。お父さんは私の理想のお父さんです!ファンタジーなのにすごくリアルで、何回も見てるのに見るとどんどん話に引き込まれていきます。まぁストーリー自体はなんてことないのかもしれないですがそれが逆にいいのかも。メイの「お姉ちゃんのばかぁぁあああ」とサツキの「お母さん、死んじゃったらどうしよう」の場面で毎回泣いてしまいます(ノ∀`)自分がいくつになっても楽しく見れるし何年たっても色あせない素晴らしい作品です。