苺ましまろOVAのあらすじ・作品解説
『苺ましまろOVA』とは、月刊コミック電撃大王にて連載されているばらスィーによる漫画作品のアニメの後日談を描いたOVA作品である。 TVアニメ版『苺ましまろ』は2005年7月から2005年10月まで放映された(全12話)。その後、好評に答える形で『苺ましまろOVA』が2007年2月から4月に渡って発売された(全三巻)。2009年1月からはOVA2期として『苺ましまろencore』が発売されている。 特定の主人公はおらず、主要キャラクターは1人の女子大生と4人の女子小学生となっており、そんな彼女たちの何気ない日常を描いたアニメである。主な特徴として、キャラクターのファッションが詳細に書かれていることが挙げられ、今なお根強いファンが多い。 アニメと漫画の相違点として、漫画版では女子高生であるキャラクターが喫煙や無免許運転といった問題行動をしているため、アニメでは女子大生となっている等いくつか変更点が存在する。
苺ましまろOVAの評価
苺ましまろOVAの感想
登場人物における考察
対称的な二人の関係性主人公の存在が、明確に打ち出されていないコンテンツだと考えられます。物語の目線を考えれば、小学六年生に設定されている二人の伊藤 千佳(いとう ちか)、松岡 美羽(まつおか みう)のどちらかと考えることができます。しかし、1話の物語中でも、二人の目線はスイッチしており、面白い方の視点で描かれていることが特徴といえます。また、主要な登場人物の中で、年長者であり、伊藤 千佳(いとう ちか)の姉である伊藤 伸恵(いとう のぶえ)が主人公という捉え方もできるでしょう。いつも、妹や登場人物に巻き込まれている被害者という構成を考えると、信恵という考え方も有力といえます。しかし、千佳と美羽が仲良く喧嘩している姿が印象的で、信恵の存在感を掻き消しています。住家がお隣同士であり、同級生という間柄なので、喧嘩するほど仲が良いという関係性なのだと伺えます。アニメ本編の中でも、二人の関係性に言及され...この感想を読む