最終兵器彼女 Another love songのあらすじ・作品解説
最終兵器彼女Another love songは、2002年7月3日~10月9日にかけて放送されたテレビアニメ『最終兵器彼女』のOVAである。 原作は高橋しんの漫画作品で、2000年1月から2001年10月まで小学館の漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」にて連載された。単行本は全7巻と外伝1巻が刊行されており、累計総発行部数は400万部を記録。テレビアニメ・OVA化以外にも、ゲームや実写映画化などもされている人気作品である。 この作品は、北海道のある街で暮らす高校生シュウジとちせが彼氏彼女として付き合い出したところから始まる。 二人のぎこちない交際は交換日記から始まり静かに愛を深めていくが、ある日札幌市が空襲される。買い物のため札幌市に来ていたシュウジがそこで見たものは、体を兵器に改造され戦うちせの姿だった。兵器として進化していくちせ、何も出来ずただ目の前の事にいっぱいなシュウジ。原因の分からない戦争が激化していく中での二人のストーリーである。 OVAはこのストーリーをちせからの視点で描かれている。
最終兵器彼女 Another love songの評価
最終兵器彼女 Another love songの感想
物語本筋の続編ではない模様!?
サブタイトルに騙されますね~「Another love song」という言葉に物語本筋の続編を匂わせるものがありますが、思いっきり熱い手の平返しを喰らいました。位置付けとしては、テレビ放送された物語本編のサイドストーリーと呼ぶべきものだと思います。あくまで、アニメ放送したものの後に制作されたOVA作品として「Another」という言葉を用いたのだと考えられます。確かに、物語本筋では続きようがない終わり方をしていますので、その後の話を描きようがないという事実も否めないのでしょう。少しでも期待してしまった自分自身が恥ずかしくなってしまいました。本当の意味で続編を描くのであれば、チサが死ななかった展開から始めなければなりません。しかし、チサが死んでしまうからこそ、物語の本筋では強烈なメッセージ性を放ち、感動的な物語として成立すると思うのです。実は、死んでいませんでした、死なずに済みました、では...この感想を読む