懺・さよなら絶望先生のあらすじ・作品解説
懺・さよなら絶望先生は、週刊少年マガジンで2005年22・23合併号から2012年28号まで連載された、久米田康治の漫画『さよなら絶望先生』を原作としたアニメシリーズの第三期。懺の字が三期の三とかけたタイトルになっている。 学園を舞台として、何事にも極端にネガティブな教師『糸色望』と彼が受け持つクラスでの日常を描いたストーリー。 ほとんどが一話で完結するタイプのショートストーリーで、時事ネタや特定の人物、事柄に焦点を当ててブラックなコメディを展開する。固有名詞に関しては伏字や羅列が多く、パロディに込められた情報量が非常に多いのが特徴。懺では擬音を声に出して読む、画面端に句読点が表示されるなどの特徴的な演出がある。 テレビアニメはこの懺も含めると3作製作され、OVAは受注限定生産のオリジナルアニメーションDVDとしてリリースされている。また、テレビシリーズ第3期全13話とOAD全巻を収録した【懺】さよなら絶望先生 Blu-ray BOXが2011年7月27日に発売されている。
懺・さよなら絶望先生の評価
懺・さよなら絶望先生の感想
前シリーズから変化している点
シリーズを通して挙げられること前シリーズから随分と変化が見られます。この変化は「進化」と呼ぶべきなのか、「進化」とは呼べないのか、その点につきまして記述させて頂きます。ただ、全体的なイメージ・印象までは変わっていないことを併せて記しておきます。観方によって、全体的なイメージ・印象まで変わった、という意見もあるのかもしれません。しかし、私の感想としては、「さよなら絶望先生」という作品の方向性という点では、変化はないように思っています。物語のオチが弱い部分は相変わらずだと思いますし、そもそも物語性を重視していない作品なので、原作者はオチが弱くても気にしていないのだと思います。題材とするネタ勝負、また途中で切り出される小ネタ勝負の要素が大きい作品なのだと思います。事実として、良いのか、悪いのか、物語としての進展は全然していないのではないでしょうか。春夏秋冬という季節感は打ち出しているものの、...この感想を読む