真昼の月のあらすじ・作品解説
真昼の月は、フジテレビ系列で昼の帯ドラマとして放送された日本のテレビドラマである。1話の放送は15分と短いドラマであった。 原作は、「砂の器」や「ゼロの焦点」など数々の作品がドラマ化や映画化されている人気作家松本清張の推理小説「事件」。この小説は、週刊文春で連載された作品で、このドラマ以外にも何度もドラマ化されている。このドラマ以外のドラマ化では、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠や日本テレビ系列の「火曜サスペンス劇場」枠などのスペシャルドラマ枠として放送されており、帯ドラマでの放送はこのドラマのみである。 脚本は竹村勇太郎、監督は斎村和彦、葛生雅美である。 夫の素行調査のために、興信所に依頼をしにいった妻。しかし、その妻はあろうことかこの興信所の所長と恋に落ちてしまう。そして、ある男にその妻と所長は不倫関係の証拠をつかまれてしまい、その男を殺してしまう。 このドラマの出演者たちは、市川和子、土屋嘉男、下條正巳などである。
真昼の月の評価
真昼の月の感想
時代、世代を超えて考えさせられるドラマ
内容が非常にディープなものなので、最初はとっつきにくい作品かもしれませんが、織田裕二と常盤貴子が主演していて、今でも人気のベテランの二人ですからキャストからも入りやすいドラマです。女性がレイプされ、その記憶やトラウマと闘いながら、日常の生活を送ろうと前向きに頑張る姿を中心に、それを手助けしようと手を差し伸べる人たちが描かれています。日常の生活に想像もしなかった悪夢が突然訪れる、でもその現実は誰にでも起こりうるからこそ共感できる内容となっています。裁判を起こせばレイプした犯人は罪を問われて償う、でも裁判が始まればまたあの悪夢を思い出すことになる。そんな苦しみはレイプを受けた本人にしか理解できない。。残念ながら最近でも女児誘拐やそれに伴うわいせつ行為などの事件は絶えませんよね。また被害を受けた本人だけではなく、その家族や恋人にも影響が及び、心の傷は一生消えることがないのです。そんな重いテー...この感想を読む