赤い絆のあらすじ・作品解説
赤い絆は、TBSにて1977/12/02~1978/06/09まで放送された全28話のテレビドラマで、主人公・渋谷(小島)恵子を山口百恵が演じている。 大映テレビが製作した全10作品の「赤いシリーズ」の第6作にあたり、平均視聴率29.5%、最高視聴率32.4%を達成する人気ドラマである。 今作品は、以前のシリーズで良家の娘を演じることが多かった山口百恵が、不良役として登場したことから注目を集めた。 2人の仲間を連れ街をゆく恵子は、男の不良グループとの喧嘩も辞さない不良少女である。恵子は養父母のもとで幸せな生活をしていたのだが、自分が娼婦の娘であることを知ってしまい、自暴自棄となり道を踏み外してしまう。 ある時、恵子は外務省勤務・志摩信夫(国広富之)と出会い、愛し合う関係になる。 信夫の婚約者・吉川真砂子は大手海運会社「吉川海運」の娘で、その継母であった吉川志津子は恵子の実母であった。前妻の娘・真砂子の婚約者を奪ったことや実子であることを知らない志津子は、恵子を冷たくあしらう。
赤い絆の評価
赤い絆の感想
山口百恵さんの大人っぼさが好きでした
赤い絆は、私が小学6年生の時のドラマでした。リアルタイムの放送は30年以上前でした。当時、子供ながらに大人っぽい山口百恵さんに魅力を感じて、食い入るように見ていたのを思い出します。山口百恵さんの相手役は国広富之さんでした。国広さんは今はサスペンスドラマの悪役などを演じておられますが、赤い絆の時はこんなに優しくて素敵な男性を演じていたんですね。百恵さんは、赤いシリーズでは健気で、家族思いの女性を演じていますが、赤い絆ではその要素がより強調されていました。百恵さん演じる小島恵子は異父姉弟の洋一の罪を被ったり、実母に頼まれると嫌と言えず、嫁ぎ先の志摩家の密談を実母に教えたりします。とにかく、自分のことより家族や周りの人のことを優先して思う健気な姿に心を動かされました。赤いシリーズでは、必ず1人百恵さんに辛くあたるいびり役がいるのですが、それが赤い絆では真屋順子さん演じる姑でした。実母が赤線の女だ...この感想を読む