同情じゃない、好奇心じゃない、私はあなたが好きだから。好きだから。
水野紘子
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「愛していると言ってくれ」は1995年7月7日から9月22日にわたって、TBS系の「金曜ドラマ」枠で全12話が放送されたテレビドラマである。主演は豊川悦司と常盤貴子で、聴覚に障害があり、心に傷を持つナイーブな新進青年画家と、若さとまっすぐな情熱を持って女優を目指す女性とのラブストーリーを瑞々しく繊細に描いた名作である。ドラマの中で豊川が描いた植物や人物の作品は、洋画家菅沼光児の作品である。 脚本は“恋愛の神様”と呼ばれる北川悦吏子で、作中のセリフの数々は多くの視聴者の心をとらえ、平均視聴率21.3%、最終話で最高視聴率28.1%を記録した。また同作品は第33回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞し、常盤は1995年度のエランドール賞新人大賞を受賞した。また当時16歳だった矢田亜希子のデビュー作でもある。 主題歌はDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」で、こちらも約250万枚の大ヒットとなり1995年のオリコン年間第1位となった。
言葉にすることは難しいこと1995年に放送されたものということもあり、最終回にポケベルが登場したくらいで作中はまだ携帯電話やSNSがない時代で公衆電話やファックス、そして手紙を書くということが多く見られ今よりも大切な人と会うためや連絡と取るために試行錯誤されている様子がとても印象的でした。待ち合わせをしていても待ち合わせ場所が分かりづらかったりすると途中で連絡を取り合うことが出来なかったりすれ違いを生じやすい、とても不便な部分を多く感じました。でも、だからこそ偶然会えた時の嬉しさや相手が自分を待っていてくれた時の幸福感は今より何倍にも増して感じた時代であったことも分かります。今でいうメールやLINEが当時ファックスで行われていることもとても新鮮でした。必ず自分の書いた文字で相手に届く、ということも機械的でなく人の想いや温かさがより伝わりやすいと思うのでとてもいい交通網だったように感じます。そしてな...この感想を読む
愛が溢れている実はこのドラマの最大の魅力は主題歌だと思うんです。DREAMSCOMETRUEさんが歌う「LOVELOVELOVE」は何週もトップ10入りする大ヒットでした。正直に言えば、この主題歌を聞きたかったが為にドラマを見ていた気がします。出だしの、「ねぇ、どうして。すごくすごく好きなのに」という一節から胸が締め付けられるのです。こんな短い歌詞だけで全てが伝わる曲なんてありません。そして、「2人出会った日が少しずつ思い出になっても」という歌詞に、2人は別れてしまうんだと思いました。でも、曲の全体は愛に溢れていて、聞く度に好きだった人の事を思い出していました。片想いだったけど、その人の事を好きだった時間がとても良い思い出になりました。「LOVELOVE愛を叫ぼう」と一緒に歌いながらボロボロと泣いていたのが昨日の事のようです。もし、この曲が主題歌じゃなかったら見る事はなかったかもしれません。それぐらいこの歌には力がありまし...この感想を読む
ドラマのストーリーとキャスト、主題歌も大好きなドラマでした。豊川悦司さん演じる榊晃次は耳の不自由な売れない画家でしたが、この役は豊川さんにぴったりマッチしていて、とても良かったです。あまりにこの役が似合い過ぎていて、その後に違う役で出演している豊川さんが声を発するのを見ても、私の中では何か違和感を感じたほどでした。常磐貴子さん演じる水野絋子は榊晃次を一途に思う女優のたまごの役でしたが、晃次と話したくて一生懸命手話を覚えたり、自分の出るお芝居のチケットを渡したりする姿に感動して、思わず、がんばれと応援しながら見ていました。初々しい常磐貴子さんの演技にとても好感が持てました。二人はお互いひかれあっているのに、途中でさまざまな人に邪魔されたり、タイミングがわるくて、上手く気持ちを伝られなかったりするのですが、それも恋愛ドラマをより盛り上げていたと思います。なんの障害もなくすんなり結ばれるスト...この感想を読む
よみがな:みずの ひろこ 年齢(作品時):20歳 身長:162cm 性格:明るく前向きな性格 特徴:アルバイトをしながら演劇の勉強をしている。 特技:手話
よみがな:やべ けんいち ニックネーム:けんちゃん 年齢(作品時):26歳 身長:178cm 性格:紘子を一途に想っている 特徴:紘子の劇団の照明スタッフ。紘子と幼馴染み
よみがな:さかき こうじ ニックネーム:こうじさん 年齢(作品時):33歳 身長:186cm 特徴:7歳の時に病気で聴覚を失う。その為に手話や筆談で話す。 趣味:画家。
水野紘子
晃次から、僕は君のセンチメンタルの道具じゃないと言われたときの台詞。好きという気持ちに耳が聞こえることも聞こえないことも関係ないという純粋な愛が伝わる台詞である。