初ものがたりの評価
初ものがたりについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
初ものがたりの感想
テンポのいい物語に引き込まれます
時代物で初もの繋がりの短編集です。「お勢殺し」、「白魚の目」、「鰹千両」、「太郎柿次郎柿」、「凍る月」、「遺恨の桜」、6編が収録されています。岡っ引きの茂七親分が主人公!ぼんくらシリーズのおでこに昔の事件を教えているあの親分。繋がりを発見して嬉しくなってしましました!!人間らしい感情が渦巻き、人間だからこそ誰の心にも隠れているであろうずるさ、弱さが引き起こす事件。岡っ引き茂七の揺るぎない安心感。人情味あふれる推理眼にほれます。それから、とにかく食べ物が美味しそう。稲荷寿司屋の正体もとっても気になります・・稲荷寿司食べたいです。