松枝清顕のプロフィール
本名 | 松枝清顕 |
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よみがな | まつがえきよあき |
年齢(作品時) | 18歳~20歳 |
性別 | 男性 |
国籍 | 日本 |
住まい | 渋谷、松枝侯爵邸 |
所属 | 学習院高等科 |
性格 | 嫉妬深い、夢見がち、気むずかしい、馬車が好き |
特徴 | 目立たぬ小さな黒子、形のよい鼻翼、倦そうな風情 |
価値観 | 友にも心を開かない |
癖 | 無関心な目つき、夢を裏切られたときに快活になる、気のない応待 |
春の雪の他の登場キャラクター
春の雪の感想
雅の極致にて"冒瀆の快楽"を賭けようとする、至高の姿を描いた、三島由紀夫の晩年の名作「豊饒の海(一) 春の雪」
私の三島由紀夫との出会いは、彼の「金閣寺」で衝撃を受け、それからというもの「仮面の告白」「潮騒」「午後の曳航」「鏡子の家」などと読み進めてきて、最後に「豊饒の海」四部作へと辿り着きました。この三島由紀夫の晩年の大作「豊饒の海」四部作中の「春の雪」と「奔馬」の二作品は、一つのテーマの表と裏の関係にあり、「春の雪」の主人公の松枝清顕が夭折し、仏教の輪廻転生によって、次の時代には「奔馬」の飯沼勲に生まれ変わるという手続きを、三島はとっていますが、この二作品は切っても切れない、三島由紀夫という作家の"情念の核"を成す部分だと思っています。この「春の雪」の主人公の松枝清顕は、死の雰囲気に捉えられたまま成長し、18歳ですでに人生に倦怠し、自分の棺を夢に見るような青年で、そんな彼に伯爵令嬢の綾倉聡子への愛が、信じられるわけがないと思うのです。しかし、聡子と宮家との婚約が、勅許によって確定し、彼の恋の成就...この感想を読む